【ツイステ】Villains' world. -PROLOGUE- (ページ3)

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PROLOGUE・1 覚醒ストレンジャー！ページ3

『ん⋯⋯？』

ガタガタ⋯と揺れた気がしたのでなんだろう、と思いゆっくりと目を開ける。

目を開いたと同時に私はある異変に気づいた。

あれ⋯⋯布団ってこんなに硬いっけ。

何かがおかしいと感じて、起き上がろうとしたら額をぶつけた。

『痛っ⋯！？』

この瞬間、私は全てを悟った。

閉じ込められてね！？！？

一刻も早く脱出しなければと蓋に触れるとまたガタガタと揺れた。

？？？「やべえ。そろそろ人が来ちまうゾ。早いところ制服を⋯⋯うーん！！！この蓋、重たいんだゾ。」

この人、閉じ込められてる私を助けてくれようとしてるの！？優しすぎ(泣)

と油断していた私が馬鹿だった。

グリム「こうなったら⋯⋯奥の手だ！ふな"〜〜〜〜それっ！」

蓋が吹き飛ばされ、光が差し込むと同時に熱い空気が私の体を包み込んだ。

『ちょっ、あっつ！！！』

あまりの熱さに体を起こし辺りを見回すと、黒い棺がたくさん浮かんでいた。

え、ここ私の部屋じゃないんですけど()

？？？「さてさて、お目当ての⋯⋯ってギャーーーーーー！！！！オマエ、なんでもう起きてるんだ！？」

『し、しゃべる狸！？いや⋯猫？いや、狸だな。』

グリム「誰が狸じゃーーーー！！！！オレ様はグリム様なんだゾ！まあいい。そこのニンゲン！オレ様にその服をよこすんだゾ！さもなくば⋯⋯丸焼きだ！」

そう言って、グリムと名乗る狸は口から青い炎を吹いた。

ま、丸焼き！？そんなの絶ッッッ対に嫌なんだけど！？！？

『丸焼きは勘弁してください！！！』

本当に丸焼きにされる気がしたので、急いで棺の部屋を飛び出した。

グリム「コイツ！待つんだゾ！」

『なんで追いかけてくるのｯ⋯！！』

お願いだから追いかけて来ないでーーー！！！！