君と私の秘密の時間 (ページ10)

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神宮寺勇太という男ページ10

今は一応授業？中。

もちろん真面目に聞いている生徒なんていない。
私？基本スマホしてる。それでたまに黒板を見る。
おかげで学年トップの成績。

勉強だけはある程度ちゃんとしている。

神「Aさ、なんで不良のくせに成績いいの？」

　なんだかんだで結構話しかけてくる神宮寺。
最初はウザかったけど、慣れてくると悪くないなって思うようになった。
クラスで唯一のダチ。

　「普通だから。周りが低レベルすぎるだけ」
神「うわ、煽ってる？」
　「んなわけないでしょ」

神「あ、煽ってキレさせたらどうなるのか見たい」
　「口喧嘩は得意だから煽られてキレるなんてことない、私。
でもキレたら・・・血を見ることになるけど、それでもいいなら」
神「ガチトーンは流石に怖いぞ」

たしか、神宮寺はKing＆Princeというグループに入ったらしい。
驚くことにまぁまぁ強いらしく、ダークホースと影で呼ばれているとか。

それに、お兄ちゃんとかジェシーとキンプリのリーダー、岸が仲がいいらしい。

なんか意外。

結構ひょろいのに、空手の黒帯持ってるとか言ってたし。
ギャップだ。

ていうか、ちゃんと空手の型を使うヤンキーなんて聞いたことない。
大抵自己流でやってる。

大我とか、北斗、ジェシー、慎太郎も空手はやっていたけど、喧嘩に応用してるとこなんて見たことない。

私に絡んでくるのも含め、やっぱり異端児だ。