君と私の秘密の時間 (ページ48)

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「ってことがあって！」

　溜まり場でみんなに愚痴ってる私。

　「まじきもかった」
樹「俺の妹になにしてくれるんだよ！」
　「はぁー、あれだけでほんと疲れた」
松「お疲れ。ほい、これ」

　北斗から渡されたのはペットボトルのカフェラテ。

　「あー、これ私が好きなやつ！」
松「俺が飲む用に買ったけど、大変だったみたいだしAにあげる」
　「北斗ありがとー」

　甘めのカフェラテが染みる。

　「んあー、美味し」
森「Aって甘党だけどコーヒー好きだよねー」
　「コーヒーはまだミルク必須だけど」

　さすがにブラックでは飲めない。
まだまだ私の舌も子供かも。

　「あ、コーヒーで思い出した」
高「ん？」
　「この前さ、オシャレなコーヒーショップ見つけたんだけどね。
　行きたいんだけどさ、そのお店ブラックコーヒーが有名なんだって」
京「え、ブラック飲めないじゃん、A」
　「そう！でもさー、そこのスイーツめちゃめちゃ美味しそうなんだよねー」
ジェ「AHAHAHA！結局スイーツ目当てじゃん笑」

　いちごのムースとかフルーツタルトとか、とにかく美味しそう。

　「だからさ、誰かブラックコーヒー飲める人次の日曜日一緒行こー？」
京「俺飲めない」
ジェ「俺も！」
樹「俺も無理」
高「その日バイトだわー」
森「俺もバイトある」

　てことは。

松「俺行ける」
　「よし、じゃあ、行こー！」

　北斗がブラックコーヒーを飲んでいるところは何度も見たことある。
意外にブラック飲める人ってこの中では少ないかも。