君と私の秘密の時間 (ページ26)

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「へぇー。思ってたよりでっかいねー」

　無事モールへ着いた。

最初に出た感想は、めちゃおっきい。

そりゃモールだからね。
お目当てのお店以外にも、服屋、ゲーセン、映画館、フードコートなど充実している。

高「えーと、３階だって」

　行ってみると少し並んでいた。
元々人気店だし、ドリンクは限定店舗のみ。

人が多いのは仕方がない。
多分みんな新作目当て。

・・・売り切れてないよね。

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店員「ありがとうございましたー」

　売り切れ、なんて心配はなくて。

ちゃんとドリンクを買えた。
こーちの分は運転代ってことで奢ってあげた。

　「んーー！あんまい！美味しい！」
高「幸せそうで何より笑」

　信じられない位美味しい、甘い。
至福の時間だね。

高「にしてもA、チョコかけ過ぎだろ」

　私の手元のドリンクを見ながら言う。

　「せっかく買うんだったらチョコ増々のトッピングするでしょ」
高「Aチョコ系のトッピング全部かけたよな笑」

　ただでさえチョコたっぷりのドリンクなのに私はチョコ追加。
これが裏ワザだよ。
事前リサーチを舐めないで。

　「こーちはさ、なんにも追加してないよね」
高「シンプル・イズ・ベスト」
　「元々チョコかかってるのにシンプルっていう笑？」
高「Aよりかはシンプル」
　