君と私の秘密の時間 (ページ19)

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私が守るものページ19

最近、学校の廊下を歩いていると、怪我をしている生徒が多い。
そりゃヤンキーだから喧嘩するし、怪我だってする。

でも最近のはその程度のものでない。
普通の喧嘩なら顔に痣、口が切れている、そんな感じ。
最近見るのは腕に包帯を巻いていたり、傷に大きなガーゼを当てていたり。

明らかに重症。

　「ねぇ最近おかしくない？」

　溜まり場にいるみんなに言った。
多分気づいていたと思う。

高「ああ、怪我の度合いがただの喧嘩じゃない」
　「ヤバいのがいるとか？」
樹「ありえる」

　多分学校外。
怪我してる奴の中には結構人数がいるグループもある。
相手は人数が多い？それともただ強いだけ？

北「ま、とりあえず色々探ってみるよ」

　北斗は情報収集が上手い。
明日にでも分かるいいんだけど。

そして翌日。
北「相手が分かった」

　流石北斗。マジで一日で尻尾掴んでる。

北「夜に路地裏で金を巻き上げてる。無かったり、少ない奴、あるいは歯向かって来たやつがあんな怪我をしてた」
　「なんなのそいつら！どこのどいつよ？」
北「学校は不明。ただガタイがいい。どうするジェシー、今日いくか？」
ジェ「当たり前だろ。俺らの学校の奴がやられてるんだぜ？今晩いくぞ」

　あんな怪我をさせる奴ら。多分一筋縄ではいかないと思う。

ただ、うちの高校の奴やられて黙ってる訳にはいかない。
私の本気を見せてやる。