夏目幸大と恋をします[NICE FLIGHT!]

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夏「あ、真夢さん。もうすぐでしたよね、搭乗訓練」
渋「はい。来週、青森に行ってきます」
　「地元じゃないですか！ご実家にも寄られるんですか？」
渋「まぁ、一応」

　一応なんて言ってるけど、少し嬉しそうな表情をしている真夢さん。
久しぶりに家族に会うのかなー。
楽しんできてほしい。

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　そして真夢さんの搭乗訓練の日。
事前に真夢さんに教えてもらって便はなんと私が管制するかもしれない時間帯。

管制できたらいいなーなんて思ってたら案の定私になった。

　「・・・いってらっしゃい」

　最後に付け加えて。
真夢さんにも、この便に乗っているすべてのお客様にも。

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河「夏目さん、仙崎さん。お疲れ様です」
夏「「お疲れ様」」

　仕事終わりに声をかけてきた河原さん。

河「あの、今日交流会あるんですけど、参加します？」
　「え、いや・・・」
河「いやあの！ただご飯に行くだけで！
　そこ、餃子屋さんなんですけど、一人だとちょっとっていう理由で」
　「あー。そんな理由？なら別にいいけど」

　たしかに女性一人で行くのはちょっとハードルが高いかも。

河「いいんですか！粋さんも来るかもなんですよー」
　「そうなんだ。あ、私、初めての人と話すの苦手だけど、いい？」
河「勿論です！ほら、夏目さんも行きましょうよー。仙崎さんも参加するんですよ？」
夏「え、じゃあ、うん。参加しようかな」

　何となく強引な気もしたけど、夏目さんも参加することになった。
　

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