今日:1 hit、昨日:3 hit、合計:20,524 hit
小｜中｜大
１４ ページ16
禁煙、失敗した。
今日まで頑張って禁煙していた。していました。
けど、我慢できずに吸っちゃった。
煙を吹かしていたら、紡ちゃんから連絡が入った。
陸の、様子が、おかしい……？
ステージで倒れたのか。
照明が落ちたのか。
……いやだ、あれは、いやだ。
「紡ちゃん、何があったの……？」
おそるおそる、電話した。
こわい。だって、だって……。
『Aさん……。……あの、実は……』
紡ちゃんから聞いた話では、陸は持病があったこと。
気管系なのか……。
聞いただけの症状から察するに、おそらく喘息か……。
「……わかった。うん、……うん。……大丈夫」
不安がる紡ちゃんに、無責任に「大丈夫」を繰り返す。
それしか、できないから。
電話を切った後、煙草を灰皿に押し付けた。
……ちゃんと禁煙しよう。絶対もう吸わない。
……煙草は、寂しさからはじめた。
なら、寂しい気持ちとはさよならしなきゃ。
勇気なんてないけど、でも、寂しくないから。
みんないるから、寂しくない。
酒？
やめない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 113人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
通りすがり - あるさん» コメント、ありがとうございます！ 離れないですね(笑) ゲームのイベントでもネタにしてましたし……(笑) (2019年8月11日 7時) (
レス) id: d17bf84966 (このIDを非表示/違反報告)
ある(プロフ) - 黒い水頭から離れませんよね！ (2019年8月4日 18時) (レス) id: 28bf0a40fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：通りすがり | 作成日時：2019年7月21日 9時
