黒猫は自由気まま ２ ーONE PIECEー

第八十九話，黒猫さんと生意気な小僧 ページ45

貴『あ、半面の事なんだけどよ』

なぜ取らなかったのか、いや取られなくて
よかったんだけどさ？気になるじゃん



医者「ああ……初めは取ろうとしたんだが……

セト が止めたんでな」


貴『ふーーーーん？』

俺とアイツって初対面だよね？
会ったことないよね〜？ねねェ！？？←


医者「なんでも…"この人にとっては大事なものかもしれないから"だとよ」


貴『……おー大当たりーw』


医者「そうか…取らなくてよかったよ」

医者「ところで、君はこの村の子じゃないん
だろう？」

貴『そうだぜ？』

医者「ならどこから来たんだ？」

貴『ど、何処からって言うか…目が覚めたら〜

みたいな？』


医者「遭難したのか？」

貴『いや、してねェです…』


……事情聴取かッ!!!


俺なにもシテナイデスヨ!?←家覗いたろうが





貴『なぁ外出てもいいかー？退屈だ！』

医者「…別にいいぞ」


いっえーい許可された！

俺は気分ランランでスキップしながら
ドアの方へ




医者「待て!!」

貴『…』ﾋﾟﾀｯ


突然、ドアノブの手前で制止の言葉がかかった


いや待ったけどこの状態の待てはキツイ
(片足あげた状態)


医者「あいつらに危害を加えないだろうな？」

危害……？

貴『なんでそんなことする必要があるんだよ…

つか得体のしれねェ村で暴れるかッ』


どうせあの男も居るんだろ!?赤毛の男ｫ!!



貴『お、俺ここコワイノ(´；Д；｀)』

医者「そ、そうか…行っていいぞ」







ガチャｯ


ドアを開けると太陽の光が俺を照らしつける




クッソ眩しいんですけど( ˙-˙ )←




何となくちらっと横を見ると…


貴『…いやまだ居たのかよ』

ｾﾄ「居たっていいだろ」

貴『なんだコイツ生意気な…』ﾎﾞｿ

ｾﾄ「あんたもな」


うおおおおおコイツすげえムカつくぅう



ｾﾄ「………もう大丈夫なの？」

優しいぃい

貴『流石に10日も寝てりゃあ回復してるよ』

ｾﾄ「そうだね…」







貴『…あ、あの……半面の事なんだけどぉ…』

ドアにもたれ視線を下にし小さな声で呟いた


ｾﾄ「ああ…ずっと付けてたし、なんか……

意味ありそうだったから」



貴『うん、これスッゲェ大事なやつ』

なんせ由希から貰ったやつだからなぁ…
由希を思い出し、思わず笑みがこぼれる



ｾﾄ「そ、そっか…

あんたはどっから来たの？」

貴『ん？んー、内緒！』


内緒ってなんか子供っぽいけど…



ｾﾄ「内緒って………子供っぽ」

貴『黙れ小僧(°Д°)』

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