第八十五話，黒猫さんと小さな蛇 ページ41
貴『ああああああこうなるんだったら最初からここら辺見とけばよかった……』
自己嫌悪になりながらも冷静になろうと
深呼吸をしたその時…
草の擦れる音が近くで聞こえた
貴『(あ、敵だったら……俺死ぬかな…)』
っと呑気な事を考えながらも身構えていたが
貴『えっヘビ？』
あのでっけェヘビの生まれたてみたいな奴が
草むらから顔をひょこっと出した
率直に言うとすんげぇ可愛い←
いや俺元々ヘビとか好きだからね？あんだけ
ビビってた癖にとか…い、言うなよ……?
(；▽；)
貴『なァお前…ここら辺で安全な場所ある？』
ヘビは首を傾げ、じぃっと俺の目を見つめる
そんな純粋な目で俺を見ないでくれ……←
というかドンドン症状が悪化しているみたいで
貴『………もう限界…』
手の力が抜けベチャッとうつ伏せに倒れたが
なんか凄く嫌だったのでゴロンっと仰向けに
寝転がった←
貴『あ"あぁあ"もうっ寒いし暑いしなんか色々とヤベェ様な気がしてきた』
今になって事の重大さに気づいたA
ん？あれ？つかヘビは？
顔を横に向けるとなんか心配そうな目をした
ヘビが……って近っぁあｯ！？←
貴『えっちょ、静かに寄ってくんのやめよ？
めっちゃ怖い………ｹﾎ』
って、言葉も通じねェのになんで喋りかけてん
だろ(笑)
これ周りから見たら確実不審者だわ
貴『んあああー……治したいけど治せないぃ…』
熱のせいか頭がボーッとするので集中も何も
出来ないし…
貴『(あー、眠い…)』
でもこのまま寝たらなんかぽっくり逝きそうで
怖い←
少し諦めかけていると
ふと、手に何かが当たる感触がした
貴『えっ？虫…ｯ……ってお前かぁ……
なに、心配してくれてんの？』
広げた手に目を細めスリスリと顔を擦り付ける
ヘビになんかもの凄く癒された
貴『ありがとな、ついでになんか出来ないか
なぁ…？
………ﾊｧ…』
少々息切れをしながらも
なんとなく気を紛らわせる為に言ってみた冗談
貴『まぁ……できない…かな……それよりも………
凄く…眠た…いや…………』
途切れ途切れに言ったその言葉を最後に俺は
スッと眠りに落ちた
眠りに落ちたあと、ヘビが１度鳴き声をあげて
急いでその場を離れたのをAは知らない
ぐっすり眠っているからな←
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 56人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
稲荷(プロフ) - †渚†さん» コメントありがとうございます！返信が遅れてしまい本当にすいません！面白かったですか？そう言っていただけるととても嬉しいです！３の方も書いていきますのでヨロシクお願いします(*^^*) (2017年9月2日 0時) (
レス) id: 4aff9c1d32 (このIDを非表示/違反報告)
†渚†(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです！続き楽しみですがんばって下さいね！(≧ヮ≦) (2017年8月29日 20時) (レス) id: 1824970a07 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷(プロフ) - わーたんさん» コメントありがとうございます(o>ω<o)面白いと言っていただくととても心強いです!!更新頑張ります(*´ω｀*) (2017年8月15日 14時) (レス) id: 4aff9c1d32 (このIDを非表示/違反報告)
わーたん(プロフ) - 更新頑張ってください！面白いです！ (2017年8月15日 10時) (レス) id: 904f2d8d36 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷(プロフ) - ううむさん» 初コメおめでとうございます(笑) お、面白い…嬉しすぎて血管切れそうです(*´ｖ｀*) 更新頑張ります！ (2017年8月6日 16時) (レス) id: 4aff9c1d32 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：稲荷 | 作成日時：2017年7月18日 20時
