第八十四話，黒猫さん体の違和感 ページ40
さっきの場所から
数キロくらい離れた時…
貴『ん!?なにこれ?!』
ありゃ、びっくりして声が裏返ってしまった。
汗を拭いた時ふと手に目線を向けると、手の甲にあのアザがイチゴくらいの大きさで出ていたのだ
貴『えー……』
たしか樹熱だっけ？まぁずっと森の中にいた
から仕方ないっちゃ………仕方ないか…
貴『ﾊｧ………やるか…』
結構疲れてんだけどな…と溜息をつき倒れている木に腰掛け意識を集中させる
貴『…………っ』
ぶわあああっ
貴『ぃよしっなんとなくコツが掴めてきた…ｯ』
やはり少し息が上がる……しかし
今まで長く時間をかけなければならなかったが
この短時間でかなり短縮出来るようになった
これが一瞬で出来たら即戦力だろうなぁ…
なんて事を考えてると、どんどん潮の香りが
満ちていき、続々と俺の周りに様々な形の水が
現れてきた
なんとなくふよふよ〜っと漂うそれを見ると
それは凄く神秘的で…
貴『綺麗…魔法みたいだ………』
なんか感動してつい涙ぐんでしまう
俺こんなに涙脆いっけ？(笑)
直後涙ぐんだことによって何かのストッパーが
外れたのか次々と言葉が出てくる
貴『はは、なんか哀しいな……こーゆー時に
アイツらを思い出すっつーことはアレかな………
恋しいのかな……それに俺がこうやってのんびりしてる間にも、もしもの事があったら…』
泣きそうなのか、体が妙に暑い
貴『危険な目に……あってないかな…』
つい想像してしまい体がブルッと震える。
心なしか寒いような気がしてきた
貴『……怖いな………無くなるのが怖い…』
なぜ今日はこんなにも弱音を吐くんだろう…
一日中災難だったからか？疲れたのかな…
まぁ、ここに居ても何も無いし、少し歩こ…
そう思い立ち上がって数歩歩き出した途端
貴『ｯ!!?』ﾄﾞｻｯ
足に力が入らなくなりガクンッと膝をつく
貴『(し、下が芝生で良かった…土だったら1発で膝割れてるわ……)』
そのまま倒れそうになったので
四つん這い状態になり荒く息を吐くA
貴『(ん？あれ？俺って今もしかして……)』
体調悪い……？(＾ω＾)ﾏｻｶｧ!!
そういえば葉っぱで切れた所がズキズキとするなぁぁぁ!?
ﾌｩ…今そんなことはどうでもいい
貴『取り敢えずこのままだと確実死ぬ……
どっか安全な……』
安全な……場所へ……
まずここに安全地帯なんかあんのか…？←今更
第八十五話，黒猫さんと小さな蛇→←第八十三話，護りたい者と助けたい者
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 56人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
稲荷(プロフ) - †渚†さん» コメントありがとうございます！返信が遅れてしまい本当にすいません！面白かったですか？そう言っていただけるととても嬉しいです！３の方も書いていきますのでヨロシクお願いします(*^^*) (2017年9月2日 0時) (
レス) id: 4aff9c1d32 (このIDを非表示/違反報告)
†渚†(プロフ) - めっちゃくちゃ面白いです！続き楽しみですがんばって下さいね！(≧ヮ≦) (2017年8月29日 20時) (レス) id: 1824970a07 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷(プロフ) - わーたんさん» コメントありがとうございます(o>ω<o)面白いと言っていただくととても心強いです!!更新頑張ります(*´ω｀*) (2017年8月15日 14時) (レス) id: 4aff9c1d32 (このIDを非表示/違反報告)
わーたん(プロフ) - 更新頑張ってください！面白いです！ (2017年8月15日 10時) (レス) id: 904f2d8d36 (このIDを非表示/違反報告)
稲荷(プロフ) - ううむさん» 初コメおめでとうございます(笑) お、面白い…嬉しすぎて血管切れそうです(*´ｖ｀*) 更新頑張ります！ (2017年8月6日 16時) (レス) id: 4aff9c1d32 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：稲荷 | 作成日時：2017年7月18日 20時
