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先程、冨岡としのぶが入山したらしい。
辺りを見回し、歩いていくと冨岡としのぶが何やら揉めていた。

「何をしている」

「! Aさん」

しのぶが反応する。
……?

耳飾り……の、少年?
確か、あの花札のような耳飾りは……いや、それよりも。

「その娘、鬼か」

「!」

少年は娘を守るように膝をついたまま私を睨んだ。

「少年。鬼殺隊の剣士なのだろう? なぜその鬼を斬らない? 鬼がどういう存在なのか知っているだろう? お前のその判断で、何人罪なき者が死ぬ?」

「禰豆子は、俺の妹です! 禰豆子は人を喰ったりしない!」

……なるほど。状況は読めた。
大方冨岡の数少ない友人か何かしらの縁者で、この鬼を殺そうとしたしのぶを……。


「しのぶ、冨岡を抑えてろ。私が斬る」

「はい」

「走れ!」

冨岡の怒号とともに、少年は妹を連れて逃げた。
私も走る。が、回り込んだ冨岡に止められた。

「貧弱!」

「ぐっ……!」

刀で冨岡をいなし、追い掛ける。
さすがに二対一では冨岡も止めきれんだろうしな。

「逃げるな」

「禰豆子! 走れ!」

少年を引っ捕らえると、鬼が逃げた。
……ふむ、埒が明かない。

「カナヲ! この小僧を逃がすな! 私は鬼を追う!」

近くにいたカナヲに叫び、鬼を追い掛ける。
カナヲは少年を押さえ付けた。

私はそれを確認すると走った。
……なんか、えげつない音がしたが、気のせいだろう。


「……"炎の呼吸・壱ノ「ガアガア!」!?」


鎹鴉……!?

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あまね(プロフ) - すきですなきますありがと (9月29日 1時) (レス) @page7 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:どんつき | 作成日時:2020年10月22日 0時

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