片腕有角の仙人の鬼退治 (ページ4)

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第肆話：会議直前ページ4

茨木華扇は窮地に陥っていた。謎の少年、竈門炭治郎と

鬼の少女、竈門禰󠄀豆子と共に走っている。

『一体なんなんですか！？鬼が倒されて一段落すんだと思ったら、

笑顔が怖い女性が出てきて襲われるし、寡黙な男性からは君達を連れて逃げろと言われるし！！

そして・・・何を言っても喋らない少女に狙われてるんですよ！！？？』

華扇の叫びは、炭治郎には届かない。すでに彼は喋らない少女、栗花落カナヲによって

意識を奪われていた。

禰󠄀「ムー！？」

『ッ！？』

「ザンッ」という音と共に華扇達の前に木が倒れてきた。

倒れた木の向こうにいたのは、栗花落カナヲだった。

カナヲは二人目掛けて飛びかかろうとしたその時・・・

鎹鴉「伝令！！伝令！！カァァァ」

鎹鴉の一言に対し全員の動きが止まる。

鎹鴉「炭治郎、鬼の禰󠄀豆子、桃色の髪の少女3名を拘束せよ！！

耳に飾りをつけた少年、炭治郎、竹を咥えた鬼、禰󠄀豆子、桃色の髪の少女

3名を拘束せよ！！カァァァ！！」

カナヲ「あなた・・・禰󠄀豆子？」

禰󠄀「ムー・・』

カナヲ「あなたも・・・・」

『・・・・・・・・ええ』

こうして華扇は、鬼殺隊本部へと連れて行かれた。

ーーーーーーーーーーー翌日ーーーーーーーーーーー

『これから私はどうすれば・・・・・・』

？「そうですね。隊士であれば裁判を受けてもらいますが

生憎あなたは隊士ではなさそうです。ですが、裁判には同席して貰いますよ」

『・・・・はい』

有無を言わさぬ笑顔が怖い。胡蝶しのぶは医務室で華扇の治療をしていた。

胡「それにしても、あの山にいてよくこの程度で済みましたね。

何をしていたんですか？」

『鬼退治です』

胡「鬼退治？日輪刀も持たずにですか？」

『日輪刀？皆さんが持っている刀のことですか？

ええ、持っていませんが・・・』

胡「それはそれは・・・・朝まで粘るつもりだったんですか？」

『いえ、再生しなくなるまでぐしゃぐしゃに潰しました。』

胡「ッ！？」

『どうかしました。』

胡「いえ・・・会議まで後30分です。遅れずにきてくださいね・・・」

『はい』

胡(あれはやはり彼女の仕業、しかし日輪刀もなしでどうやって・・・・)