story39 ページ40
「顔、見せて?」
「…え?」
やけに声が近い。そう思ってセンスを下げると不破先輩と目が合った。
えっ!?姫は!?キスシーンは!?
「俺、実はあなたのことが好きでした。ずっと」
………あれ、これ演技?もしかして私が台本読んでなかっただけでこれも演技?
ちらっと舞台裏を見てみるとほかの先輩達が驚いた顔をしていた。あ、これ違うな。何やってんだこの先輩。
「な、何言ってるんですの?王子はララ姫のことが……」
「俺は本当はあなたのことが好きでした。あの時、あなたを見た時から一目惚れでした」
先輩!?
観客も異変に気づいたのかちょっとざわざわし始めた。カ〇ジじゃないんだよ!!
「あなたの天然なところとか後先考えないところとか誰にでも優しいところとか、嫉妬深いところとか全てが好きです」
「なっ……」
これ、アイア姫じゃない、私に向けて言ってる…!?
混乱していると不破先輩が私の頬を撫でた。
「だいぶ待たせてごめんな?不安にさせたよな」
「先輩?」
「にゃは」
「え」
シリアスかと思ったらつかの間、先輩がいつものニコッとした笑顔を向けた。そして
「ずっと好きやで?Aちゃん」
ちゅっ……
「………え」
唇に柔らかいものが触れた。
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誰って?ふふ、アタシにも分からないわ。 - もうッッッッ....結婚したのねッッ....お母さんうれしい ...!!(?) (11月10日 19時) (レス) @page46 id: 47436d7826 (このIDを非表示/違反報告)
はくと(プロフ) - 翠さん» こちらもそう言っていただき最高です!!ありがとうございます!!! (2023年4月5日 7時) (レス) id: fda9558e0e (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - うううう最高でした、、!!!もうこのお話ずっと読んでたいぐらいです、読んでて凄いキュンキュンしたし楽しかったです!!幸せでした!!! (2023年4月5日 7時) (レス) @page46 id: 375689edf5 (このIDを非表示/違反報告)
はくと(プロフ) - 凌(元無名)さん» こちらも読んでいただきありがとうございました!あとがきに関しては別にイカ達が塗って行く某人気ゲームでは無いので〜 (2023年3月29日 17時) (レス) id: fda9558e0e (このIDを非表示/違反報告)
凌(元無名) - あとがきになにかいくら、、、集め、、、いえいえいえ。みえてないですよ?決して。ええ。 神作ありがとうございました〜 (2023年3月29日 17時) (レス) @page46 id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はくと | 作成日時:2023年3月28日 14時