story32◇ ページ33
「Aちゃんごめん、遅れて」
「いえ……先輩その格好」
「え?あー…実は俺のクラスの出し物劇なんやけどまあ、時間までまわろ?」
連絡を入れていたため数分後空き教室に先輩がやってきた。でもお化け屋敷の時に見た先輩とは違って王子の格好をしていた。髪も、綺麗に仕上がっている。
「……」
「どしたん?Aちゃん」
俯く私に先輩が顔をのぞきこんでくる。本当に綺麗な顔。こんな綺麗な顔他のクラスメイトのしかも女の子に見せるなんて…。
「先輩、劇でキスするんですよね?」
「えっ!?なんでそれ知って」
「ゆゆ先輩から聞きました…でも!私気にしてませんからね!」
にこっと笑う。こんなところでしないでくださいなんて言ったら迷惑かかるし嫌われる。
「Aちゃん?」
「ま、まあ確かに私は先輩にキスされたことないですけれど先輩は慣れているって聞きましたし?きっと上手くいくと思います!」
「これから数十分後なんですよね!私楽しみだなー」
「あ!私真菜と回る約束あったんでした!すみませんけどやっぱり今日は一緒に回るのなしで!」
じゃあと空き教室から出ていこうとするとパシッと腕を掴まれた。
「Aちゃん、もしかして妬いとるん?」
「っ!!」
図星。先輩の言葉に顔が赤くなる。こんなので嫉妬とか恥ずかしい。私は手を振り払って教室から出ていった。
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誰って?ふふ、アタシにも分からないわ。 - もうッッッッ....結婚したのねッッ....お母さんうれしい ...!!(?) (11月10日 19時) (レス) @page46 id: 47436d7826 (このIDを非表示/違反報告)
はくと(プロフ) - 翠さん» こちらもそう言っていただき最高です!!ありがとうございます!!! (2023年4月5日 7時) (レス) id: fda9558e0e (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - うううう最高でした、、!!!もうこのお話ずっと読んでたいぐらいです、読んでて凄いキュンキュンしたし楽しかったです!!幸せでした!!! (2023年4月5日 7時) (レス) @page46 id: 375689edf5 (このIDを非表示/違反報告)
はくと(プロフ) - 凌(元無名)さん» こちらも読んでいただきありがとうございました!あとがきに関しては別にイカ達が塗って行く某人気ゲームでは無いので〜 (2023年3月29日 17時) (レス) id: fda9558e0e (このIDを非表示/違反報告)
凌(元無名) - あとがきになにかいくら、、、集め、、、いえいえいえ。みえてないですよ?決して。ええ。 神作ありがとうございました〜 (2023年3月29日 17時) (レス) @page46 id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はくと | 作成日時:2023年3月28日 14時