story15◇ ページ16
あれから2年生、3年生の競技が終わり私たちの借り物競走が始まった。
出来れば簡単なの頼む!そう思いながら紙を手に取るとそこには──
「……まじか」
誰にするべきか、悩んでいると次々にゴールしていく生徒に私は考える間もなく1年のテントに走る。
「朝日くん!来て!」
「えっ、僕!?」
「なになに、なんで九条くん?」
「お題なんだろ」
「日奈森さん彼氏いたよね?」
周りがザワザワしているけど私には聞こえない。ただがむしゃらに朝日くんの手を取って走った。
3位…微妙。
頑張って走った結果は3位。ゴタゴタしていたせいだろうけどまあいいでしょ。
《今回のお題を発表します》
「え”っ」
アナウンスの声に私は顔をしかめる。待ってそれは!
《〜番目、A組のお題はかっこいい人です》
「………」
「え?」
朝日くんが私に視線を向ける。私だって悩んださ、ぶっちゃけ。不破先輩を連れていきたかったけれど距離あるし、勝利のこと考えれば朝日くんでも全然行けたし。
「こ、これは他の人から見ての意見を尊重してだから!あ、いや朝日くんがかっこよくないって訳でもないんだけど…気にしないでね!?全然!」
「Aちゃん……」
「ってあぁ!ほらみんな移動してるし私たちも行こ!」
ぎこちなかったかもしれないけど私は逃げるようにテントに戻った。
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誰って?ふふ、アタシにも分からないわ。 - もうッッッッ....結婚したのねッッ....お母さんうれしい ...!!(?) (11月10日 19時) (レス) @page46 id: 47436d7826 (このIDを非表示/違反報告)
はくと(プロフ) - 翠さん» こちらもそう言っていただき最高です!!ありがとうございます!!! (2023年4月5日 7時) (レス) id: fda9558e0e (このIDを非表示/違反報告)
翠(プロフ) - うううう最高でした、、!!!もうこのお話ずっと読んでたいぐらいです、読んでて凄いキュンキュンしたし楽しかったです!!幸せでした!!! (2023年4月5日 7時) (レス) @page46 id: 375689edf5 (このIDを非表示/違反報告)
はくと(プロフ) - 凌(元無名)さん» こちらも読んでいただきありがとうございました!あとがきに関しては別にイカ達が塗って行く某人気ゲームでは無いので〜 (2023年3月29日 17時) (レス) id: fda9558e0e (このIDを非表示/違反報告)
凌(元無名) - あとがきになにかいくら、、、集め、、、いえいえいえ。みえてないですよ?決して。ええ。 神作ありがとうございました〜 (2023年3月29日 17時) (レス) @page46 id: 9c1c96d73e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:はくと | 作成日時:2023年3月28日 14時