story5◇ ページ6
右にはイケメン。左には唐辛子。何このメンツ。てかしれっと混ざるな唐辛子先輩。
「えっと、俺ここにおってええん?おじゃま虫すぎん?」
「明那ならええよ!むしろおってくれ!俺、Aちゃんと2人っきりだと何するかわからんし!」
うそうそ。三枝先輩だーいすき!何時でもいて♡
ほんと、お願いだから…!まじで!!刺されるから!!
なんてボケはどうでもよく、せっかくの私の昼休みはまたこの人たちと過ごすことになってしまった。場所は私の一番嫌いな場所屋上。昨日更新されたね嫌いな場所ランキング。うん。
「てかAちゃんのお弁当うまそー自分で作ったん?」
「まあ、母が仕事でいないので」
「うわ家庭的ー!」
JKかて。そんなきゃっきゃっする内容でもないでしょ。てか2人とも購買かい!なんか一人だけ弁当は恥ずかしいわ!!
「今度俺にも作ってきてくれます?」
「うわいいなーふわっち」
「え、私まだ作るとは…」
「どうや!これが彼氏の特権や!」
「ずっっる。俺にも作ってきてくれる可愛い彼女おらんかな…」
「いやだから…」
「てことで楽しみにしとるね!!」
「あ……ハイ」
めんどくさいことが増えてしまった。
「はぁ、私ちょっと御手洗行ってきます」
「行ってらっしゃーい」
「俺もいこk…」
「ふわっち、それはセクハラ」
「ありゃ」
逃げるように屋上から出て私はトイレに向かった。
そもそも陽キャのするドッキリにしてはこりすぎてると思う。そろそろネタばらししてもいいんじゃないのか?先輩のことが好きなちょーぜつ可愛い女の子とか泣くぞ。
無事トイレから戻って屋上に向かおうとすると声をかけられた。
「これ、落としたけど」
「えっ?」
振り向くと私のハンカチを持っていた。さっき落としたのだろう。お礼を言おうとするとそこにはイケメンがいた。背も高いし瞳が綺麗だ。
先輩とは違う、なんだかクールなイケメン…。
「じゃあ、」
「あ、ありがとうございます!」
はじめてドキドキした気がする。
かっこよかったな、今の人…。
550人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆーは - 完結おめでとうございます!めっちゃよかったです。続編待ってます(°▽°) (2023年3月21日 17時) (レス) @page36 id: e1afcccd94 (このIDを非表示/違反報告)
はくと(プロフ) - 暖かいコメントありがとうございます。現在執筆中ですがモチベにして頑張ろうと思います( ˇωˇ ) (2023年3月19日 22時) (レス) id: fda9558e0e (このIDを非表示/違反報告)
侏儒(プロフ) - 完結おめでとうございます〜!!やっぱ一番心に残っているのは"ぽえ"ですかね…((( (2023年3月19日 12時) (レス) @page36 id: ea70dcd67b (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 完結おめでとうございます!!面白さもあったり、fwがかっこよかったりして最高でした😖続編読みたいです!待ってます! (2023年3月19日 10時) (レス) @page36 id: c2285ccc3d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:はくと | 作成日時:2023年3月17日 19時