story33◇ ページ34
周りの目なんか気にしない。例え先輩がもう私のこと好きじゃなくても、私の気持ち伝えるんだ。
ｶﾞｼｯ
先輩の手を掴む。先輩もゆゆ先輩もこっちを見てきた。私は息を吸って言う。
「私の、……湊さんっ、なのでっ！」
「っ！！」
「なにそれ…もう別れたんだからあなたのじゃないわよ！」
「そうです！だから言います！」
掴んでいた手を離し、先輩の方へ視線を向ける。
「湊さん、私が中学生の時生徒手帳見つけてくれてありがとう」
「えっ…」
「泥だけで汚くなっても探してくれてありがとう」
「ずっと、好きでいてくれてありがとう」
「私は、そんなあなたが好きです。」
言った。言ってやった。
これで、私の恋は終わり。でも良かった。自分の気持ち、あの時のお礼が言えたんだから。もう十分。
教室に戻ろうと体の向きを変えると手を掴まれた。
「え」
「俺、まだ告白の返事してへんけど？」
「わ、分かってますよ返事なんか！」
むしろもうやめてください！この後のスケジュール帰って泣く予定でいっぱいなので！真菜と生涯独身同盟組むのて！！
後ろでゆゆ先輩と不破先輩が何か話しているけれど私は無理やり耳をシャットダウンする。
「えっ、湊く…」
「あ、そういえば1週間経ったよな」
「私と付き合って…！お願い」
「……ごめん。俺、好きな子おるから」
「そ、んな」
「よし、ちょっと着いてきてAちゃん」
グイッと引っ張られる手に私はつい声を上げてしまう。
「おぇっい！？ちょ、えぇ！？」
不破先輩、何考えてんの！？
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ゆーは - 完結おめでとうございます！めっちゃよかったです。続編待ってます(°▽°) (2023年3月21日 17時) (
レス) @page36 id: e1afcccd94 (このIDを非表示/違反報告)
はくと(プロフ) - 暖かいコメントありがとうございます。現在執筆中ですがモチベにして頑張ろうと思います( ˇωˇ ) (2023年3月19日 22時) (レス) id: fda9558e0e (このIDを非表示/違反報告)
侏儒(プロフ) - 完結おめでとうございます〜！！やっぱ一番心に残っているのは"ぽえ"ですかね…((( (2023年3月19日 12時) (レス) @page36 id: ea70dcd67b (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 完結おめでとうございます!!面白さもあったり、fwがかっこよかったりして最高でした😖続編読みたいです!待ってます！ (2023年3月19日 10時) (レス) @page36 id: c2285ccc3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はくと | 作成日時：2023年3月17日 19時
