story2◇ ページ3
連れていかれるがまま着いたのは屋上だった。あぁ。これ、あれかな？眺めのいいところで一発…じゃないんだよ！
自分が今どういう状況なのか分からず(ピンチだけなのはわかる)ただ悶々と頭を抱えるだけだった。
屋上の鍵を閉めた先輩が私の前に立つ。
うわ、顔よっ。
「急にごめんな。俺どうしても君に言いたいことがあって」
カツアゲとか、身代金とか、金出せやオラとか。あ、これ全部お金だ。
「なん、でしょう」
心構えをし、返事をする。何言われようが絶対驚かないんだから！
先輩が私に頭を下げた。戦闘準備なのk──
「俺、Aちゃんのことめっちゃ好きです！付き合ってください！」
「……は？」
「Aちゃんと付き合えるんならこの身捧げてもええわ」
「まじで好き」
「俺じゃダメ？」
えっ、な、、は！？
驚かないと決めたけどこれは驚いてしまう。このイケメンが！？私に！？好きだと！？
他にもなんか言っている先輩を置いて1人で脳内会議を開く。
おかしい！これは何かの間違いだ！
じゃあなんだと言うんだ
体目的とか？
貧乳の私に？
ないわ。
あれでしょあれ！告白ドッキリ！陽キャのするやつ
それか！！
判決が出た。これはドッキリだ。うん、丁重にお断りしよう。
私が男に飢えているからと言って甘く見くびられちゃ困っちゃうね！こんなのお見通しなんだから！
「先輩、すみませんが私…」
「俺、一生Aちゃんを幸せにする！」ｷﾞｭｯ
「っ！！？」
掴まれた手が勢いよく握りしめられる。え、こっ、え？
「俺本気やから。今じゃなくてもええから返事考えといて欲しい」
「俺にチャンスをください」
「な、そ、その…だから私は」
「Aちゃん、愛してます」
「っ〜！！！」
声にならない叫びが空に響く。負けた。しかも1発KOである。何とか振り絞った声でこう言う。
「よ、ろしくお願いします…」
「！！」
魂が抜けたような状態の私。目の前にはイケメン。抱きしめられている温かさと共にこぼした一言。
「やっべぇ……」
明日地球滅んでくれないかな。
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ゆーは - 完結おめでとうございます！めっちゃよかったです。続編待ってます(°▽°) (2023年3月21日 17時) (
レス) @page36 id: e1afcccd94 (このIDを非表示/違反報告)
はくと(プロフ) - 暖かいコメントありがとうございます。現在執筆中ですがモチベにして頑張ろうと思います( ˇωˇ ) (2023年3月19日 22時) (レス) id: fda9558e0e (このIDを非表示/違反報告)
侏儒(プロフ) - 完結おめでとうございます〜！！やっぱ一番心に残っているのは"ぽえ"ですかね…((( (2023年3月19日 12時) (レス) @page36 id: ea70dcd67b (このIDを非表示/違反報告)
かのん(プロフ) - 完結おめでとうございます!!面白さもあったり、fwがかっこよかったりして最高でした😖続編読みたいです!待ってます！ (2023年3月19日 10時) (レス) @page36 id: c2285ccc3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はくと | 作成日時：2023年3月17日 19時
