桜の雨【ONEPIECE】×【鬼滅の刃】

其之陸 ページ7

――夢主side――


「そ、それが！目撃した奴によると相手はグリスに見えたと…」

「見えたって何だ？」


隊員は冷や汗を掻きながら俯いた。


「グリスに見えるようなのですが、牙が生えてて、身体も血塗れで…」


血塗れで牙があるって…じゃあこの嫌な匂いはやっぱり…


「マルコさん！」

「！何だよい！今お前に、」

「此処から出してください！あと刀も！」

「何言ってんだ！出さねぇし渡さねぇ！これを機に逃げようってのか！？」

「違う！私の推測が正しければこのままじゃ皆死にます！だから私が戦って、」

「何で死ななきゃならねぇんだ！俺たちが弱いって言いてぇのか！」

「相手は！そのグリスって人は多分″鬼″です！″鬼″は人を食べます！鬼は日の光を浴びるか、特殊な鉱物で出来た″日輪刀″って刀で斬らない限り死にません！このままじゃ皆死ぬだけです！！」


ハッキリそう言ったらグッとマルコさんは押し黙った。
もうここまで来たら言うとこまで言ってやる！！


「私を戦わせるか！全員死ぬか！選べ！！」

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