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最初にハリーにあったのは、母さんが死んでから一ヶ月たったときだった。
そう、たまたま、紫の隙間が開いていたから興味本意で入ったのだ。ついでに魔理沙も一緒に。
今でも気持ち悪いがその時私たちはまだ4歳、全方向から見える目に怯えないわけがなかった。
「な、なんなのぜ
此処は…」
「分からない
もう戻りましょう」
「ああ、そうだ……な」
こんなところに居たくない。さっさと戻ろう。
そう思って後ろを向くと
ない
え？何いってるかわからないって？
まだ4歳にしっかりとした説明求めないでよ。
「で、出口が…ない？
なあ私たちが来た時って」
「ええ、あったはずよ」
そう、出口がなかった。
「おーい紫ー！
いるなら返事しろー！！」
魔理沙が必死に叫んでいるが無駄だ。
巫女の勘は鋭いのだ。それにもし紫がいるならとっくに助けてくれているはずだしね。
困ったわね
周りを見渡すと一筋の光が見えた
「おい霊夢光だ！外に出られるのぜ！」
早く！と急かす魔理沙の目には涙が溜まっていた。よほど怖かったのだろう。
次第に光は強くなり私達は隙間から無事脱出できた
「………どこだここ」
魔理沙も私も目の前の景色に絶句した
隙間の先は幻想郷ではなかったのだ
そして目の前には綺麗な緑色の目をしてクシャクシャな黒髪の男の子が固まりながらこちらをみていた
「き、君達は？」
このなんとも言えない状況からいち早く抜け出したのは目の前の男の子だった
「あ、私は博麗霊夢よ」
「わ、私は霧雨魔理沙だぜ
お前は？」
「ハリー、ハリー・ポッター
よろしくね
えっと…ハクレイちゃんとキリサメちゃん？」
博麗ちゃん？？？
そういえば、外国はファミリーネームが後だっけ？
「ごめんなさいハリー、私達は日本人だからファミリーネームが先なのよ
そっちに合わせると私がレイム・ハクレイ
こいつがマリサ・キリサメよ
それと霊夢でいいわ」
「だったらわたしも魔理沙でいいのぜ！よろしくな、ハリー！」
「うん、よろしくね！レイム、マリサ！」
これが私達とハリーの最初の出会いだった
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作者名：こんにちは | 作成日時：2022年11月3日 23時
