57話* 緋色の秘者 ページ16
わぁぁぁぁっという歓声を耳に入れつつ歩みを進める。
ア｢ここで入場してきたのは緋色の秘者、テラー選手だぁぁぁぁ！！約3ヶ月ぶりの登場に客席からも応援が沢山募っております！！｣
なんだ？緋色の秘者って。
そしてアナウンサーは続ける。
ア｢不戦勝だから弱いのではと言われていた時もありましたが！余裕で勝てる実力を前回これでもかと言うほど見せつけています！！｣
ア｢そして今回テラー選手と戦うのは！！｣
ア｢5戦3勝2敗とまずまずの功績を残しております！エルフェルト選手です！｣
エルフェルト？聞いたことないな…。
ア｢彼はこれまで1度も本気を出した事がないと言っており、今回は本気を出すと予め語っておられます！！｣
じっ、とエルフェルトとかいう男を見る。
今まで戦ってきた相手とは違い見るからに膨張した筋肉等は無くすらりとした体つきで明らかに殴る蹴る、といった戦闘スタイルだとは思えない。
攻撃方法がわからない以上無闇に近づくのは危険だな。
ア｢双方準備はよろしいでしょうか！？｣
ア｢それではレディー…｣
なんて考えているうちに試合の火蓋が落とされる。
ア｢ゴー！！｣
相手は降参するつもりがないのは目に見えている。
途端目に見えるほど膨張する相手のオーラ、緊迫した空気がその場を支配する。
するとその場から砂埃を残して姿を消した。
一体どこへ！？
すると急遽目の前に右手を大きく振りかぶったエルフェルトが現れた。
右手に膨大なオーラが集まっているのがわかる、当たってはいけないと本能が警告を打ち鳴らす。
その場から強引に体を右に捩らせ避けようとした。
──が、
何故か体が動かなかった。
私に唯一出来たのは堅で身を固めることだけ。
服の腹部の辺りに五本の切れ目が入る。
すると五本の筋に入って自身の肉が裂けたのがわかった。
焼けるような痛みと共にその場に私の鮮血が床を染める。
咄嗟にした堅が間に合わなかったらどうなっていた事だろうか。
もしかしたら体が分裂していたかもしれないと考えるとゾッとした。
近くにいると危ないと思いエルフェルトからバックステップで離れる。
相手の戦法を考えていられるほど時間は残されていない。
何故ならこんな小さな体だ、早く止血しなければ大量出血で死んでしまう。
早くエルフェルトを仕留めなければ…
そう思った私は左右のズボンのポケットから小さな人形を2体取り出した───
- - - - - - - - - - - - - - - - - ✄
書くの難しい…
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ココア☆遥(プロフ) - トイの口調が安定してないように感じます。お嬢様言葉みたいなのなんとなくわかるんですが、言葉の最後は敬語を入れるか外すかはっきりなさせた方がいいかと。物語性はすごく面白いです！これからも頑張ってください！ (2018年6月10日 13時) (
レス) id: b7e505c8d0 (このIDを非表示/違反報告)
ましろし(プロフ) - とうらぶ沼さん» あざっす！参考にさせていただきますね！名前考えるの大変なので本当助かります…！ (2017年6月28日 1時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
とうらぶ沼 - 暗，殺される人の名前候補です！１．ルビオ＝ザファリ２．フィリディオド＝トーマス３．メアオロ＝スリテナ４．ミディー＝アメストです！ (2017年6月27日 22時) (レス) id: 0677249b0a (このIDを非表示/違反報告)
とうらぶ沼 - 暗，殺される人の名前候補です！１．ルビオ＝ザファリ２．フィリディオド＝トーマス３．メアオロ＝スリテナ４．ミディー＝アメストです！ (2017年6月27日 22時) (レス) id: 0677249b0a (このIDを非表示/違反報告)
ましろし(プロフ) - アテナさん» 了解しました！アンケート終わるの忘れてたのでここで投票終了にしようかな。投票有難うございます！ (2017年6月14日 22時) (レス) id: 06f3d584d6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましろし | 作成日時：2017年3月17日 12時
