63.光の存在 ページ21
オールマイトは、本当にこの社会にとっての平和の象徴で…光なんだなぁ。
この場の雰囲気が、想いが、不安が打ち消され、希望が生まれた気がした。
本当に、彼は凄い。眩しいくらいの光。
だけど、その光が消えてしまったらどうなるのか。
…あ！アルトリアは！？
首を回し、周りを見渡すと青のバトルドレスと銀の鎧が見えた。そして同時に左の肩と二の腕辺りに傷を負っているのも見えた。
今すぐ駆け寄って手当てをしたいが、私はそれをグッと堪える。
逆に私が行くと邪魔になるだけだろうしね。
それにしても…やっぱり強いな、佐々木小次郎。
『燕返し』は見切るのに時間がかかる上に、一瞬だ。
でも
私はアルトリアを見た。
あの翠の瞳に今私の姿が映る事はないだろうが、私は見つめ続けた。
「勝って」
と、一言呟く。
聞こえたかはわからない。けれど、彼女の口元が『はい、マスター』と動いた様な気がした。
「藤丸少女！」
「！オールマイト」
振り向くといつの間にかそこに立っていたオールマイト。
そして、彼の腕には血色に染まった相澤先生がいた。
「相澤君を頼む！それと…出来たらでいい。傷を治せる
手を伸ばし、私は相澤先生を腕で抱えたまま頷いた。(『フェイト』で副長になってるからね！)
モノ、と言うのはきっと宝具の事を指しているのだろう。
「ありが…」
「ストップです、オールマイト」
「！」
「それはみんな無事にここから出られた時、ここまで頑張ったみんなに言って下さい。
『頑張ってくれて、無事でいてくれてありがとう』
ってね！」
「藤丸少女…」
怒りの表情が和らぎ、やっとオールマイトは笑顔になる。
そう、貴方はそうでなくては。
「よし！出久、梅雨ちゃんと峰田君。行こう」
「ええ」
「そ、そうだよな！オールマイトなら大丈夫だよな！？」
私がそう言うと、二人は素直に頷いてくれた。
けれど、出久はオールマイトから目を離さず、その場に立ったまま叫んだ。
「オールマイトダメです！あの脳ミソ敵、ワン…ッ僕の腕が折れないくらいの力だけど、ビクともしなかった！！きっとあいつ…」
「緑谷少年＿＿＿＿＿＿＿＿大丈夫！」
安心させる様な笑顔で、オールマイトはVサインをした。
そして、オールマイトは死柄木の元へ向かい物凄いスピードで走り出す。
凄い戦いが始まる、と思った時。
私は一つ、忘れていた事を思い出す
「ジャックは……？」
.
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爆走する点P(プロフ) - 最ッ高です...！ (1月29日 1時) (
レス) @page43 id: 4d9e29c5d6 (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - 好きすぎる！(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )ƅ̋更新楽しみに待ってます！応援してます！(*^^*) (2022年1月3日 4時) (レス) @page43 id: 0ea8b0dbfd (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 暁さん» 更新が大変遅れてしまって申し訳ないです！！好きだなんてそんな…嬉しいです^ ^ 今後とも応援お願いします！！ (2020年1月1日 16時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - とっても面白くて好きです！！更新楽しみに待ってます！！！！ (2019年10月22日 4時) (レス) id: 8f6d532d35 (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - masyu0816さん» 面白いですか！？本当ですか！？超嬉しいです！気紛れ亀更新ですが、応援の程よろしくお願いします！ (2019年9月15日 11時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヒア | 作成日時：2018年5月14日 17時
