55.走る ページ13
突然現れた敵に混乱する生徒達。
そんな中、相澤先生達ヒーローは冷静だった。勿論アルトリアも。
「13号、セイバー避難開始、学校に連絡試せ。センサーの対策も頭にある敵だ。電波系の
上鳴、お前も個性で連絡試せ」
「っス！」
敵の目的はオールマイトを殺す為の奇襲。
だが、彼は今ここにいない。そして、連絡は恐らく無理。
相澤先生はグイッと下げていたゴーグルを装着し、首元の布を掴む。
一人で戦うつもりだ。
「何を言っているんです、イレイザーヘッド」
今にも走り出しそうな相澤先生の横にアルトリアが並ぶ。
「セイバー、お前は生徒を…」
「いいえ、行きます。その為に私がここにいるんですから」
「……頼む」
「はい、お任せを」
アルトリアが微笑んだ瞬間、彼女を取り巻く様に風が起こる。
その中で光が彼女を包み、そしてそこにはあの懐かしの青いバトルドレスを纏ったアルトリアがいた。
そこで私の中にあるひとつの過程が生まれたが、今は置いておく事にする。
「立香」
アルトリアが振り向く。
「貴方は私が守ります」
私にだけ聞こえる様に言うと相澤先生と共に駆け出した。
私はそれを見届けた。
が、そんな見ているつもりなんて鼻からない。
「早く行くぞ！」
「……」
「藤丸…？」
轟君に呼ばれるが、私はそこに立ったまま動こうとしなかった。
先程見えたサーヴァント。
ジャック、佐々木小次郎、ジーク。
アルトリアは強い。だが、いくらアルトリアだからと言っても三人を相手にするのは部が悪い。
私に何が出来るかわからない。
怖いし、辛い。
私の事なんて覚えてないかもしれない。
だから何だ
彼女達を救けると言ったのは誰だ________？
「みんな…私に力を貸して」
私はマスターだった。
もう、こんな事しなくてもいいかもしれない。
余計なお節介だろう。
けれど、こんな事は認めない、認めたくない。
もう護られるだけの私じゃない
私が…今度は私がみんなを救ける______！
小さく息を吐き、前を見据える。
「立香ちゃん！何してるんだ！」
「早くこっち来い！」
少し後ろから聞こえた幼馴染の声。
振り返ると、そこに見えたのは焦りと怖さが入り混じった顔のクラスメイト達。
そんな彼らに一言。
「いってくる」
「藤丸！！」
「立香ちゃん！！」
「立香！！」
黒いモヤが私と彼らの間を遮ったと同時に、私は背を向け
走った
.
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爆走する点P(プロフ) - 最ッ高です...！ (1月29日 1時) (
レス) @page43 id: 4d9e29c5d6 (このIDを非表示/違反報告)
りんご飴(プロフ) - 好きすぎる！(๑ ˊ͈ ᐞ ˋ͈ )ƅ̋更新楽しみに待ってます！応援してます！(*^^*) (2022年1月3日 4時) (レス) @page43 id: 0ea8b0dbfd (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - 暁さん» 更新が大変遅れてしまって申し訳ないです！！好きだなんてそんな…嬉しいです^ ^ 今後とも応援お願いします！！ (2020年1月1日 16時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
暁(プロフ) - とっても面白くて好きです！！更新楽しみに待ってます！！！！ (2019年10月22日 4時) (レス) id: 8f6d532d35 (このIDを非表示/違反報告)
サヒア(プロフ) - masyu0816さん» 面白いですか！？本当ですか！？超嬉しいです！気紛れ亀更新ですが、応援の程よろしくお願いします！ (2019年9月15日 11時) (レス) id: f3e12664ea (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サヒア | 作成日時：2018年5月14日 17時
