嫌いだけど好き。 手越Ver ページ2
今年で私もこの仕事に就いて1年。
そう私はジャニーズ事務所所属のNEWSのマネージャーをやっている。
だけど一年経ってもなれないのは
チャラチャラしたあの金髪。
手「まゆみちゃーん!!今日もお迎えよろしくね♡」
よくわかんないけどこのキラキラしたのが苦手なんだよね
私はマネージャー以下でも以上でもない。
手「最近さどうなの?周りとか」
『手越さんには迷惑をかけて申し訳ないです。』
最近の話。
テレビ局の女達にからまわれてるというか完全にいじめられてるというか。
たまたま手越さんに見かけられてしまった
「なんでこんなブスがNEWSのマネージャーやってんだ」とか
「お前みたいな能力のない奴がマネージャーなんてNEWSも終わったな。」とか
聞こえるように言ってるのか言ってないのか分からないけどマネージャーを任せられた当時からの事。別に気にしてない
・
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そう思ってた。
でもなんか悔しくて辛くて
慣れたはずなのに誰かに助けてほしくて。
・
・
でも我慢。手越さんに迷惑はかけられない。
『着きましたよ。』
手「ん、ありがとう」
無事取材も終わり少し時間が空いたからと
手越さんが寄りたいとカフェに向かった。
向かったカフェには
【UR not alone】
そう書かれていた。
『これって…』
手「びっくりしたでしょ、俺も最近見かけて今では常連さんだよ」
そう言って微笑む。
カフェに入るとカウンターにはスレンダーなマスターのような人が立っていた
「いらっしゃい。」
なんて静かな空間だろう
『あれ、え、ごめんなさいなんで泣いてんだろ。』
出てくる涙は止まることがなく溢れ続ける
手「泣きたいときは泣いていいんだよバカ」
その瞬間視界が暗くなる
手「こんなことしちゃいけないけど今だけ、今だけは俺を頼って。」
そんなこと言われたら余計に泣いてしまうわけで
・
・
どんぐらい経ったんだろう
手越さんの服が濡れるほど泣き続けた。
手「つ…俺頼りないかな?」
『え?』
手「だからっ!俺そんなに頼りない??
まゆみちゃんに嫌われてるの??俺結構アピールしてるよ?!守るよ?まゆみちゃんのこと…だから1人で辛いの我慢しないで。」
そういう手越さんは悲しそうな目で言う。
手「俺、まゆみちゃんを幸せにするだから笑って?」
・
これからも辛いことたくさんあると思う。
でも2人なら乗り越えられる気がする
チャラチャラしてて自己中で嫌いなはずだけど
そんな貴方に私は恋をしてしまいました。
ありがとう。大好きです。
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作者名:珠理奈 | 作成日時:2017年11月9日 1時