40話。 ページ41
kr「はーい、そろそろ俺らにもA貸してねー」
『わっ』
Br「...仕方ないな」
座っていたところで脇からきりやんに持ち上げられた。
...どんなこと話してくれるのかな？
『君たちの話を楽しみにしてたんだよね〜！』
と言うと二人は答えてくれた。
sh「それがさ〜聞いてくれよ〜
まず一日目、Aがいなくなった時はまぁしっかりしてたんだよ。
二日目三日目もやることちゃーんとやってたよ？
けど四日目からが酷くてさぁ。」
kr「確かなかむが飯焦がしたんだっけ？
Aのことずーっと考えてぼーっとしてたらしくてさぁ。
これがその写真。真っ黒だろ？ちゃんと食ったからな。」
ほら、ときりやんのスマホを覗くと、真っ黒になったおかずと白く光るご飯が食卓に並んでいた。
『わ、わぁ...。』
kr「その日は一日中しょんぼりしてたなぁ。
俺ら頑張って慰めて翌日には立ち直れてたから良かったなぁ。」
sh「五日目はぶるーくがやらかしたよな？」
kr「ご飯食べてみんなでゆっくりしてた時にさぁ、いきなり叫んで「Aさんに会いたい！！！」って馬鹿デカい声で叫んでたんだよ。」
sh「叫びは近所迷惑だから毛布かけて声籠らせたんだけど、毛布の中でもうるさかったんだよなぁ。
ま、いつの間にか寝て静かになってたけど。」
それも撮っちゃったんだよなぁ、とスマホをシャークんが見せてくる。
...大きなまんじゅうがある写真だ。
ぶるーくは中々身長があるので、丸まっても大きいなぁ、と思う。
意外に皆取り乱しちゃったことあったかぁ。
『他にも何かあった？』
sh「ん〜...あ、そんななかむやぶるーくの姿見ちゃったきんときやスマイルがやっちゃったんだっけ」
kr「六日目の朝、いつものように登校しようとしたんだけど、二人が駅の方に向かって走っちゃってってさ。」
『...え？』
sh「Aを追いかけてそこに行こうとしたんだよ。
まぁ何とか追いつけたから今そこにいるんだけど。」
と言いながら二人の方を見る。
僕はショックを受けた。
自分のせいで、あの二人が行方不明になってしまうかもしれなかったから。
kr「あ、自分のせいで、とか思ってるでしょ」
『...な、何で』
kr「過去のことは振り返るなよ、戻れないんだから。
今ある生活を幸せに生きてこうぜ？」
それと、知らない場所での仕事お疲れ。
ときりやんは頭を撫でてきた。
...いつもは子供扱いしないで欲しいと思うけど
心を見透かされてるような行動されると調子狂うなぁ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 322人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
aru。(プロフ) - ソウル・ハートさん» 神作だなんて、自分には勿体ない言葉…でもとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2023年4月6日 8時) (
レス) id: 59b356ef29 (このIDを非表示/違反報告)
ソウル・ハート - 頑張ってください！ (2023年4月5日 17時) (レス) id: de10e37100 (このIDを非表示/違反報告)
ソウル・ハート - いわゆる神作ですね後なんかどう書けばいいのかわかんなくて敬語になっちゃいました。 (2023年4月5日 17時) (レス) id: de10e37100 (このIDを非表示/違反報告)
ソウル・ハート - みんな幸せに慣れてよかったとゆう安心が凄いです。初コメ失礼しました。 (2023年4月5日 17時) (レス) id: de10e37100 (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - 白緑の花さん» ありがとうございます、書ききれて自分もとても嬉しいです！ (2023年3月7日 19時) (レス) id: 59b356ef29 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：aru。 | 作成日時：2023年2月7日 23時
