37話。 ページ38
『…あー、みんなごめん
明日から僕この家に帰れない』
と発言すると、6人全員が「え？」と声を合わせて問いかけてきた。
『あのー、〇〇っていう隣の県にある仕事場で僕1週間働くことになっちゃった。
皆を巻き込む訳にはいかないから、明日から僕抜きで1週間頑張ってほしいんだけど、ダメかな...？』
と言うと、きんときが僕の手を引っ張って子供たちの輪の中に入れる。
kn「嫌だ。Aお兄ちゃん、俺らを置いてかないで。
...会えなくなるの、やだよぉ...っ。」
きんときは僕の膝に顔を押し付けて泣いてしまった。
それを見てか、スマイルも泣いてしまった。
『い、1週間...！その後は絶対、ぜーったい帰ってくるから！だから、泣かないで...？』
弟たちが泣いているので、兄としてなかむやぶるーくが落ち着かせようとしている。
自分を必要としてくれていることに気づいた嬉しさ、この子達と離れたくない不安、仕事をしなくてはいけない責任、色々なことが僕の中でも入り混じってしまっている。
Na「大丈夫だよ。Aも仕事があるから仕方ないんだから...。
ほら、俺らでも頑張れるっていうかっこいいところ見せてあげたいでしょ？」
そう声をかけると、二人は涙を拭って涙を止めようとする。
それまでの姿を見て、シャークんはなかむとスマイルを、きりやんはぶるーくときんときを抱き寄せた。
sh「そうだな、俺らでも頑張れるってとこ見せなきゃな？」
kr「ねぇA、俺らは大丈夫だから安心して行ってきてよ。」
みんな、僕をまっすぐ見つめてくれる。
『...うん、皆のこと信じてるね！』
その後、ぶるーくの提案により1階でみんなで寝ることになった。
布団、何故かベッドがあるのにたくさんあったから敷き詰めて何とか寝れる場所を確保することが出来た。
『...おやすみ。』
僕は明日早起きしなきゃいけないので、皆より早く寝た。
kr「...寝た？」
sh「前もなかったかこういうこと」
kr「あるw」
Na「...ねぇ躍さん八芽さん
ほんとにA、俺らを捨てないよね？」
sh「当たり前だろ
Aにしてもらったこともう忘れたのか？」
Na「忘れるわけないよ。
...でも、だからこそ失いたくないの。」
Br「や゛だぁぁぁぁっ！！
行かないで...っ。」
kr「おいおいぶるーくもか？
さっきのかっこいい笑顔はどこ行ったんだよ」
Br「...っ。」
sh「...Aがいなくても頑張れる人っ！！」
kr「全員挙手出来んじゃん！」
sh「おっしゃ、明日から張り切るぞ！」
「「「おー！」」」
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aru。(プロフ) - ソウル・ハートさん» 神作だなんて、自分には勿体ない言葉…でもとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2023年4月6日 8時) (
レス) id: 59b356ef29 (このIDを非表示/違反報告)
ソウル・ハート - 頑張ってください！ (2023年4月5日 17時) (レス) id: de10e37100 (このIDを非表示/違反報告)
ソウル・ハート - いわゆる神作ですね後なんかどう書けばいいのかわかんなくて敬語になっちゃいました。 (2023年4月5日 17時) (レス) id: de10e37100 (このIDを非表示/違反報告)
ソウル・ハート - みんな幸せに慣れてよかったとゆう安心が凄いです。初コメ失礼しました。 (2023年4月5日 17時) (レス) id: de10e37100 (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - 白緑の花さん» ありがとうございます、書ききれて自分もとても嬉しいです！ (2023年3月7日 19時) (レス) id: 59b356ef29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aru。 | 作成日時：2023年2月7日 23時
