2話。 ページ3
「おいてめぇ！！俺の子を返しやがれ！！」
『…失礼ですが、その手にお持ちになっているものを離して頂いてもよろしいでしょうか。』
「他人のおめぇには関係ねぇだろ！！
刺すぞ！」
男の怒声で、周りに人が集まり始め、遠くからパトカーの音も聞こえるようになった。
『貴方あの子たちのお父様でしょうか』
「だったらなんだ！！」
『っ』
男は容赦なく僕の頭目掛けて包丁を振り下ろした。
咄嗟に後退りしながら左腕で庇ったが、僕は切り傷を負ってしまった。
『貴方、加害者ですね。』
痛む左腕を気にしながらも、男を何とか押し倒す。
そして、包丁を払う。
『すみません！誰か抑えるの手伝っていただけますか！』
僕の呼び掛けに答える人は一人、二人だったが何とかそれでも男を完全に抑えることが出来た。
丁度パトカーも着いた。
「抵抗をやめろ！！」
『…それじゃ、すみませんが僕はここら辺でお暇させていただきます。後のことはよろしく頼みます。』
「え？…って速！？」
怪我よりも、警察からの話よりも、まずは子供たちのことが気がかりだった。
『…シャークん！あの子たちは！？』
sh「…まず事情を説明して…」
シャークんは呆れたように近づいてきたが、突然言葉を失い、僕の肩を掴んだ。
sh「お前っ…怪我してんじゃねぇよ！！
きりやん！！こいつも手当！！」
kr「もー次から次へと…
ってAかよ！！お前は怪我してくんなよ！！」
『心配してくれてんの？w』
shkr「「怒ってんだわ！！」」
『すみません』
全くもう…と手早く処置をしてくれるきりやん。
僕はなんてラッキーなんだろう。
あの子たちを見つけた場所がシャークんの家の近くで、留守にしてなくて、しかもきりやんと一緒だったなんて。
そう思いながら傷に染みる消毒と戦っていた。
『あの子たちは？』
kn「お兄さん…怪我したの？」
Br「僕たちのせいだ…ごめんなさい、
怒らないで…っ。」
左腕を処置した僕を見て、あの子たちは罪悪感からか泣きそうになっていた。
『泣かなくていいよ〜…
僕がドジっちゃっただけだから…』
sh「…で、どういうこと？」
『あっ、説明しますんで…いたっ』
ほっぺをつねりながら睨んでくるのは辛い。
頑張ったんだけどなぁ。
『…えっと、
僕が仕事から帰ってきたら、この子達が泣いて助けてって言ってきて、んで奥から男の人が来たからここに逃げ込んで来た』
kr「…
全くわからん！！」
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aru。(プロフ) - ソウル・ハートさん» 神作だなんて、自分には勿体ない言葉…でもとても嬉しいです！ありがとうございます！ (2023年4月6日 8時) (
レス) id: 59b356ef29 (このIDを非表示/違反報告)
ソウル・ハート - 頑張ってください！ (2023年4月5日 17時) (レス) id: de10e37100 (このIDを非表示/違反報告)
ソウル・ハート - いわゆる神作ですね後なんかどう書けばいいのかわかんなくて敬語になっちゃいました。 (2023年4月5日 17時) (レス) id: de10e37100 (このIDを非表示/違反報告)
ソウル・ハート - みんな幸せに慣れてよかったとゆう安心が凄いです。初コメ失礼しました。 (2023年4月5日 17時) (レス) id: de10e37100 (このIDを非表示/違反報告)
aru。(プロフ) - 白緑の花さん» ありがとうございます、書ききれて自分もとても嬉しいです！ (2023年3月7日 19時) (レス) id: 59b356ef29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：aru。 | 作成日時：2023年2月7日 23時
