高専二年生の特級呪術師

弱者に罰を17 ページ37

土日更新出来なそうなので、今日まとめて出します




高専にて─────


真「おい、蒼唯‼憂太‼大丈夫か⁉」

棘「高菜‼」

パ「しっかりしろ蒼唯、憂太‼」

入家の治療によって回復した真希、棘、パンダが倒れている二人に向かって叫ぶ

『ぅ……』

憂「……皆……」

うっすらと目を開いた二人がハッとしてガバッと起き上がる

『皆、怪我……』

憂「真希さん、狗巻君……ああっ‼パンダ君腕治ってない‼」

『あ゛』

真「落ち着け、全員今の蒼唯達より元気だ」

真希に同意するように棘が頷く

パ「俺の腕は二人と違って後でどうにでもなる。助けてくれてありがとうな」

蒼唯と憂太が表情を明るくする。と

里《憂太》

少し離れたところにいた里香が憂太に話しかける

憂「ごめんね、里香ちゃん。待たせたね」

里香の元へ歩いていく憂太にパンダがどうしたのか尋ねる

憂「えーっと、力を貸してもらうかわりに里香ちゃんと同じ所に逝く約束をですね……」

真、棘、パ「「「はぁ⁉」」」

驚く三人の横で『あ』と蒼唯が思い出したように呟く

パ「オマエそれ死ぬってことじゃねーか‼」

真「何考えてんだバカ‼」

棘「おかか‼」

『(先程までの感謝は何処に……)』

四人がかりで憂太を引き留めていると、里香の姿が変わり、小学生くらいの幼女となった

憂「え、里香ちゃん？」

？「おめでとう」

パンパンと拍手が聞こえ、素顔の五条が合流した

五「解呪達成だね」

真、棘、パ、憂「「「「誰？」」」」

五「グットルキングガイ五条悟先生ダヨ〜」

『(真希達は初めてだったのか)』

巻き込まれで上の連中に会うことが多い蒼唯が一人納得する

弱者に罰を18→←弱者に罰を16

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す