弱者に罰を6 ページ24
『なーんかさ……』
憂「とんでもない事になっちゃったねー……」
教室の中で椅子に寄りかかりながら蒼唯と憂太が呟く
と、いきなりガラッと扉が開き私服姿の真希が入ってきた
真「何してんだ、今週は休講だろ?」
憂「いや、なんか落ち着かなくて……」
『寮の人達も全然居ないから暇だし……』
真「二年は前から京都に遠征中だったからな。棘は三、四年と新宿でバックアップ。パンダは学長のお気に入りだからな。多分棘と一緒だろ」
『だよねぇ』
憂「そっかぁ」
そう言って少し気まずそうにする憂太を見かねた真希が口を開く
真「聞けよ」
憂「えっ⁉」
真「気になってんだろ、なんで私が落ちこぼれか」
憂「いや……うん……はい……」
もじもじして言う憂太に溜め息をつきつつ、真希が説明を始めた
真「ウチ……禪院家はな、御三家って呼ばれるエリート呪術師の家系なんだよ。オマエ、呪術師に必要な最低限の素質って分かるか?」
憂「えっ何かなぁ……」
真「呪いが“見える”ことだ」
憂「あ、そっか」
真「一般人でも死に際とか特殊な状況で見えることがあるけどな。私はこのダセェ眼鏡がねぇと呪いが見えねぇ。私の呪具は初めから呪力がこもってるモンで、私がどうこうしてる訳じゃねぇ。お陰で家出られたけどな‼飯は不味ぃし、部屋は狭ぇし、知らねぇオッサンがうろついてっし、本っ当最悪だったわ‼」
真希が吐き捨てる様に言う
『……』
憂「真希さんは、どうして呪術師を続けるの?」
真「私は性格悪ぃかんな、一級術師として出戻って、家の連中に吠え面かかせてやるんだ。そんで内から禪院家ブッ潰してやる……」
憂「クックックッ……」
真「んだよ」
突然笑い始めた憂太を真希が怪訝そうな目で見る
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・ー・ - とっても面白かったです!早速続編も見てきますね!!(((((((((((っ・ω・)っ ブーン (9月20日 12時) (レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
タムタム - 琥珀さん» なんでオチをアンタが決められると思ってんの?w (2023年1月6日 15時) (レス) @page26 id: 957a1dccfb (このIDを非表示/違反報告)
タムタム - ミゲル、インドじゃなくてアフリカ (2023年1月6日 15時) (レス) @page26 id: 957a1dccfb (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 葵さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いいたします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月18日 13時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 21344さん» コメントありがとうございます!不定期更新ですが、これからもよろしくお願いいたします! (2021年1月10日 9時) (レス) id: 1d63efc7c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2020年11月16日 11時