黒く黒く8 ページ17
棘「【潰 れ ろ】!!!!」
《ば?》
呪霊が潰れ、消滅した
憂「すご……」
棘「『高菜‼』」
棘と蒼唯が憂太に走り寄る
憂「あっ大丈夫、大丈夫。カスっただけだから」
『しゃけ』
棘と蒼唯が片手を上げる
憂「うん‼お疲れさま‼」
三人がハイタッチする音が商店街に響いた
憂「(里香ちゃんの呪いを解いたら僕はもう普通の人間。呪術高専にはいられなくなるけど、それまでに少しでも皆の役に立ちたいな)」
『あ、帳どうしよ』
憂「あ゛!!」
あたふたする憂太を笑って見ている棘と蒼唯
だが、包帯に隠された蒼唯の右目は包帯の間から商店街の上に造られた屋根の鉄鋼に腰掛けている“ある人物”を捉えていた
夏「残念。噂の里香ちゃんを見にきたのに。同じ特級。早く挨拶したいなぁ」
夏油が肩に乗った呪霊の口から憂太の学生証を取り出した
夏「落とし物も届けなくちゃだし」
後日、高専にて─────
パ「棘と蒼唯の“呪言”はなぁ、二人共生まれた時から使えちゃったから、昔はそれなりに苦労したみたいだ」
花壇に水をまいている棘と蒼唯を窓から見ながらパンダが憂太に言う
パ「呪うつもりのない相手を呪っちゃったりな。境遇としては憂太にかなり近い」
憂「!」
パ「だから、入学当初からオマエを気にかけてたみたいでな。誤解されやすいけど、善い奴らなんだ。これからも宜しく頼む」
憂「うん‼僕こそ」
と、その時パコンッと真希の薙刀が憂太に当たった
真「オラ、昼練いくぞ‼」
憂「あっそっか」
パ「……(ニヤニヤ)」
真「パンダ何笑ってんだ‼殺すぞ‼」
ニヤニヤ笑うパンダを真希が叱りつける
憂「真希さん、ちょっと」
真「あ?」
憂「刀に呪いをこめるのをもう少しスムーズにやりたいんだけど、何かコツとか」
真「知らねぇ」
憂太の言葉を遮るように、真希が言った
真「呪力のことは私に聞くな」
憂「?」
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・ー・ - とっても面白かったです!早速続編も見てきますね!!(((((((((((っ・ω・)っ ブーン (9月20日 12時) (レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
タムタム - 琥珀さん» なんでオチをアンタが決められると思ってんの?w (2023年1月6日 15時) (レス) @page26 id: 957a1dccfb (このIDを非表示/違反報告)
タムタム - ミゲル、インドじゃなくてアフリカ (2023年1月6日 15時) (レス) @page26 id: 957a1dccfb (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 葵さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いいたします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月18日 13時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 21344さん» コメントありがとうございます!不定期更新ですが、これからもよろしくお願いいたします! (2021年1月10日 9時) (レス) id: 1d63efc7c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2020年11月16日 11時