黒く黒く5 ページ14
棘「【爆ぜろ】」
棘がそう言うとほぼ同時に呪霊が爆発した
爆風が憂太の髪をなびかせる
憂「(た……確かに五条先生の言ってた通り、言葉に呪いがこもって……)」
ネックウォーマーを上げ、棘が帰るべく、クルリと振り返る
憂「えっ、あ、そっか。もう終わりか」
棘「ヅナ゛マ゛ヨ゛」
憂「(めっちゃ声枯れてる‼あっだからのど薬……。凄い力だけどそれなりにリスクもあるんだな……)」
憂太が呪霊のいなくなった空間を見つめる
棘「おかか‼」
『あれ?帳が上がらない……?』
蒼唯が帳を触るが、破れず依然として外界から切り取られている
憂「これじゃあ出られないね」
と、その時─────
上から象に似た姿形の呪霊が現れた
憂、棘「「『!!』」」
憂「(なんだ、この呪い……!今までのとは気配が……)」
呪霊がスッと手を上げた
《ゾんば》
憂太と棘の間の地面がキィィンッと輝いた
異変に気付いた棘が憂太を突き飛ばす
憂「わっ‼」
衝撃波が上から走り、棘の左手の指に当たった
棘の指の一本が捩れる
棘「【捻れろ】」
構わず呪言を唱える棘だったが、喉がやられてしまいその場に蹲り、吐血する
続けて衝撃波が棘を狙う
『【避けろ】』
包帯を外した蒼唯が唱えると、憂太の体が動き棘を抱えて走り出した
憂「蒼唯さん‼」
『【止まるな】』
呪言により逆らえない憂太が棘と共に路地に入る
その後ろに付いて蒼唯も一度撤退をはかった
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・ー・ - とっても面白かったです!早速続編も見てきますね!!(((((((((((っ・ω・)っ ブーン (9月20日 12時) (レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
タムタム - 琥珀さん» なんでオチをアンタが決められると思ってんの?w (2023年1月6日 15時) (レス) @page26 id: 957a1dccfb (このIDを非表示/違反報告)
タムタム - ミゲル、インドじゃなくてアフリカ (2023年1月6日 15時) (レス) @page26 id: 957a1dccfb (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 葵さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いいたします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月18日 13時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 21344さん» コメントありがとうございます!不定期更新ですが、これからもよろしくお願いいたします! (2021年1月10日 9時) (レス) id: 1d63efc7c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2020年11月16日 11時