黒く黒く3 ページ12
五「はーい集合」
五条の掛け声で真希とパンダを除く全員が集まる
五「そこの二人は引き続き鍛練してもらって」
『……鍛練……?』
憂「……」
五「棘、蒼唯、ご指名。君達に適任の呪いだ。ちゃちゃっと祓っておいで」
棘「しゃけ」
『私も?そんなに難しいの?』
五「ううん。蒼唯はむしろ僕の気分」
『……いつものお店で苺大福買ってきてくれたら、受けてもいい』
五「言うと思ったから、もう行ってきた」
五条から紙袋を受け取り、ご機嫌になった蒼唯
憂「(甘党なんだな〜)あの、指名って……?」
パ「棘も蒼唯も一年で二級呪術師と一級呪術師。二人とも単独での活動も許されてんの」
真希に踏まれながらパンダが説明する
憂「へぇ〜凄いなぁ」
真「『(オマエ、特級じゃん)』」
五「憂太も一緒に行っといで。二人のサポートだ」
憂「サポート……」
五「ってよりは見学だね。呪術は多種多様。呪術師の数だけ祓い方があると思ってくれていい。二人の“呪言”の違いはそのいい例だ。しっかり勉強しておいで。呪いを解くならまずは呪いをしらなきゃね」
高専前にて─────
憂「(初めての実戦……いや、二回目か?緊張するな……)」
ガチガチに緊張する憂太の肩を誰かが叩いた
憂「ん?」
棘「しゃけ」
憂「!!(ビクッ)え、あっ、ごめんなさい……??」
五「憂太、ちょっと」
憂「あ、はい」
棘「『……』」
憂太が五条の所へ行くのを棘と蒼唯は黙って見送った
五「悪いね、今回引率できなくて。でもま、本来棘だけで足りる仕事だから気楽に行きな。今回の引率は蒼唯と思ってくれていい」
『おい、勝手に決めんな』
五「君が気を付けるのはただ一つ」
蒼唯を無視して話続ける五条に『チッ‼』と華麗な舌打ちが突き刺さった
五「里香は出すな。前回みたいに運良く引っ込んでくれるとは限らない。里香の力は刀に納まる範囲で使うこと」
五条の言葉に憂太がゴクッと唾を呑み込む
五「もしまた全部出しちゃったら、僕も憂太も蒼唯も処刑されちゃうから‼」
たはーっ、という様に言う五条
憂「なっ(なんでこのタイミングで追い討ちかけるの‼)」
憂太の心の声は誰にも届かなかった
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・ー・ - とっても面白かったです!早速続編も見てきますね!!(((((((((((っ・ω・)っ ブーン (9月20日 12時) (レス) id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
タムタム - 琥珀さん» なんでオチをアンタが決められると思ってんの?w (2023年1月6日 15時) (レス) @page26 id: 957a1dccfb (このIDを非表示/違反報告)
タムタム - ミゲル、インドじゃなくてアフリカ (2023年1月6日 15時) (レス) @page26 id: 957a1dccfb (このIDを非表示/違反報告)
琥珀 - 葵さん初めまして、この小説は五条悟オチですか?できれば五条悟オチでお願いいたします。続き頑張って下さい。応援してます。 (2021年1月18日 13時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
葵 - 21344さん» コメントありがとうございます!不定期更新ですが、これからもよろしくお願いいたします! (2021年1月10日 9時) (レス) id: 1d63efc7c2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:葵 | 作成日時:2020年11月16日 11時