仕返しの不意打ち 続 ページ4
「…え?」
芥川の手が私の腕に。
『終わりとは言ってない。』
そのまま手を引かれ、ソファに押し倒された。
「ちょっ…芥川?」
『A。』
芥川が耳元で囁く
「んんっ…」
腰の辺りがビリビリとくる。そう、私は耳が弱いのだ。
『どうした?A。そんなに顔を赤くして。』
「ちがっ…息っ…かかって…ンッ…!」
吐息が耳にかかる。その度に腰がビリビリ。
『フーッッ…』
「だから息っ…!やめてって…」
『A、愛してる。僕は貴様が好きだ。』
また耳元。
「ンッ…ふぁっ…ひっ…」
そっと唇が重なり、また例のキス。
舌が重なる音がやけに大きく、心臓の鼓動をやけに目立たせてしまう。
「ぷはっ…」
2人の口をひとつの糸が引いた。
なんか恥ずかしい。
ペシッ
芥川がおでこにデコピンをした。
「った!!」
『だからあれ程言っただろう?僕をあまり”からかうな”と。』
「うう…」
『それとも、わざとこうして欲しくてからかっていたのか?ニタァ』
「ちがっ…!」
また顔が熱くなる。
『冗談だ。』
「んもうっ!!もう!んん!んんん!もう!」
芥川の体をポカポカと殴る。
『そんなに殴るな、そろそろ寝るぞ。』
「はい…」
ガクッ
「…あれ?立てない…」
『腰が抜けたのか 仕方がないな。運んでやる。』
「ありがと…って羅生門でか!!」
『何か文句か?ニヤッ』
「ないです…」
こうして、2人は寝床へ行った。
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作者名:碧 ao | 作成日時:2019年9月26日 2時