６６ いつのまにか ページ34
*
一緒に話していた私たちだったが、その会話もふと途切れて少ししたとき。
ふわ、とクロロさんの髪の毛が頬をくすぐった。
次に後ろから肩に、重さが加わる。
「クロロ、さん？」
驚いて、左側に乗ったクロロさんの顔を見ると、その目は閉じられていた。
かすかに吐息が聞こえるーーというより、これは……
クロロさん、寝てます？
何故今！？しかも私のこと抱きしめたままなのですが！
と、慌てているうちに、クロロさんの腕の強さは増し、私の体に絡みつき、抜け出すのは困難な状態になってしまった。
「疲れたのかな……」
かろうじて拘束から逃れている右手を伸ばし、左肩に乗ったクロロさんの髪を撫でる。今は髪を下ろしているから、綺麗な黒髪は所々跳ねている。
黒髪や、長い睫毛の先、白い肌に、窓から差し込む光が当たっているのに思わず見惚れてしまう。
これだけ見ていても、クロロさんの起きる気配はなかった。
ぼうっとしているうちに、私の瞼も重くなって、視界が揺らいできた。
起きなきゃ、とは思ったけれど、眠気に打ち勝つことはできなかった。
私はクロロさんに身を寄せ、瞼を閉じたーー
*
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藤原黎明 - ごめんなさい！コメント気が付いてませんでした……！探しにくくてすみません！でも、読んでいただけて嬉しいです！ (2018年8月31日 17時) (
レス) id: 50a7dd275d (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - すみません。もう少し調べてみたら見れました！本当にすみません(T-T) (2018年8月10日 11時) (レス) id: ecaf096ebb (このIDを非表示/違反報告)
みく(プロフ) - あの、作品の一番始めといいますか第一話？が見れません。どうしたら見れますか？ (2018年8月10日 11時) (レス) id: ecaf096ebb (このIDを非表示/違反報告)
フェイたん - とても面白いです！夢主ちゃん可愛すぎ！これからもお体に気を付けて頑張って下さい！ (2018年1月12日 17時) (レス) id: 3affdfaf3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2017年12月20日 0時
