【H×H】ジャポンから来たお姫様は盗賊でした。

【番外編】ある日の夢主と幻影旅団（夢主が幼児化したら！？）後編 ページ49

*









「どこだ……ッ！？」

パクノダ「団長、あそこよ！」

パクノダが指差した先を見れば、大きな木の上。枝の隙間から白い着物と、頼りなげに上に手を伸ばすサクヤが見えた。

「っサクヤ！」

小さい身体であんなところまで……！？そういえば昔『高いところが好きだ』って言ってたな……。
サクヤは、下にいるオレたちにお構い無しに上に昇る。

ノブナガ「ど、どうすりゃいい！？」

ウボォー「木、殴れば落ちてくるんじゃねえか？」

フラン/フィン『殺す気か！！』
ウボォー「じゃあ揺らす！」

マチ/ボノ『それじゃ同じだよ！！』

「お前らはコントでもしてるのか？」

……全く収集がつかない……！

その間にもサクヤは楽しそうに枝をつかみ−−

「っおい！そこはダメだ！」

柄にもなく叫んだが、時すでに遅し。ぱきん、と音が鳴ってサクヤの手が空を切る。

サクヤ「わっ……！」

ぐらり、とサクヤの身体が傾ぎ、熟れた実のように木から落ちてくる。

全員『っ！！』









【サクヤside】

「あの……」

クロロ「なんだ？」

「何故私は着せ替え人形と化しているのでしょう」

うん、本当に意味がわかりません。起きたら急に皆さんに、『約束は守ってもらう』と言われて、マチさんやパクノダさんの着せ替え人形となるという。

クロロ「だから約束だよ」

「その約束がよくわからないのですが！？」

マチ「ほら次これ」

「また猫耳つきですかっ！？恥ずかしいです！」

シャル「約束は守らなきゃね、サクヤ♪」

「だからそれは一体−−カメラを向けないでください！」

みんな妙に上機嫌だし……でも何故ですか！？









【クロロside】

マチやパクノダにあれこれいつもは着ないような服を着せられるサクヤ。
本人は覚えていないようだが、『約束』は守らせた。

あのとき、間一髪で受け止めた時、ミニサクヤはうわぁぁんと大声で泣き出し、てんやわんやの大騒ぎだった。

１、２時間して泣き止んだ時に、ミニサクヤは、

ミニサクヤ「サクヤ、にぃにとねぇねたち、すき」

と、またもや男性団員が鼻から赤いものを噴き出す事態を巻き起こし、

ミニサクヤ「サクヤね、みんなに、なんでぉするよ！やくそく！」

クロロ「なんでも？」

ミニサクヤ「うん！ゆびきり！」

……と、いうわけで今に至る。

「マチ、もっと着せてやれ」

マチ「了解」

サクヤ「クロロさんまでっ！？」

たまにはこうして振り回すのもいいものだな。




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全くオチが無い！！すみませんでしたぁぁぁ！

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