【H×H】ジャポンから来たお姫様は盗賊でした。

１８　目的 ページ20

*









ヒソカ「紹介が遅れたね♦ボクはヒソカ♥よろしくね？」

あれ？
結構普通……なのか？

「私は、サクヤといいます。こちらこそよろしくお願いします」

イルミ「よろしくなんてしなくていい」

「？」

ヒソカ「どういう意味だい？」

イルミ「そのままの意味だけど？……ていうかヒソカ、彼女に手出したら殺すからね」

ヒソカ「おや、怖い怖い♥」

よくわからないけど、ヒソカさんは怖がってませんね。

「あの、何故イルミはここに？」

イルミ「仕事で必要になった。それと、あれ」

顎で示した先を見ると、

「キルア君？」

え、何故いる？
あの束縛一家があの子を出すはずが……

イルミ「キル、母さんとミルを刺して家出したから。それとなく様子を見てこいって」

だから変装までしてたのか……。またイルミ針刺し始めたし。やばい怖いです。
何故カタカタカタカタってなるの？

イルミ「サクヤは？」

あ、それで話せるのか。

「仲間に、ハンター試験があることを聞いて……楽しそうと思って」

イルミ「ふーん。死なないでね」

「……なぜ私の周りの人はそんなこと言うんでしょう……」

そんなに弱くないと思うのだけれど。というか周りが強すぎると思うんです。

「あ。ちなみに、ヒソカさんはなぜですか？」

ヒソカ「ボクもサクヤと同じような目的だよ♥」

おお！共感者！

「同じですねっ！」

思わず微笑む。と、イルミがビュンッと顔を背けてヒソカさんはちょっと目を見開いて頰を掻いた。

イルミ(無自覚……)

ヒソカ(……ちょっとヤバいかも♥)

？
顔背け？

「どうしました？」

ヒソカ「(可愛い)……大丈夫だよ♥」

イルミ「ヒソカ、後で殺す」

「え！？いきなりどうしたんですか！？」




*

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