僕らの曲が異能になりました!?【そらまふ×文豪ストレイドッグス】

ヨコハマ88 ページ6

No.side









中原の出ていった扉を見つめ、警護を担当する構成員に下がれ。と森が殺気を持って云うと、構成員はビクリッと肩を上げ、そそくさと出ていった。


シンッと冷たい部屋の中で、森は机の引き出しから茶封筒を取り出す。

茶封筒は皺一つ無く、綺麗な状態だった。

森が、中から一枚の書類を取り出して、眉間に皺を寄せる。






森「彼を亡くすのは惜しいねぇ...マフィアとしてまだまだ遣っていける逸材だと云うのに...」







書類の文字をツラツラと目で追う森。







書類の内容は









『暗躍組織サディストの壊滅』






と







『一ノ瀬彼方の仕事に依る死』







本来の目的だったサディストの壊滅。サディストとは、最近ポートマフィアの獲物を横取りする巨大組織(ポートマフィアには負ける)。
初めは本当に小さく、潰れていくと踏んでいた森は手を出さなかったが、知らず知らずの内にみるみる肥大し、そんじょ其処らの組織とは比べ物に成らないほどの力を持ってしまった。

それに森は少し人選に頭を悩ませていたのだが、一ノ瀬の強力な異能を手に入れた事で、裏切りをする可能性の有る一ノ瀬と命知らずなサディストの相討ちを考えたのだ。

一ノ瀬は今の異能力は強力な物だが、一人で一つの組織を無傷で壊滅させるのは無理だと森は踏んでいる。
その場合、助ける振りをして殺すか、最悪その場に置いていけばいい。
もしかしたらサディストに殺られてしまうかも知れない、まあ、そうなれば中原君や芥川君を使って残りを早急に壊滅させることも可能だ。

非常に合理的だ。
正に一挙両得。


と森は考えたのだった。









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星が檸檬爆弾色になりました！
ありがとうございます！

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