検索窓
今日:8 hit、昨日:2 hit、合計:37,394 hit

ヨコハマ最終回 ページ40

そらる視点









長いような一瞬の様な眠りから、俺は目覚めた。

いつの間にか俺は武装探偵社内に居て、目の下にくっきりと隈を付けた不細工なまふが俺の目覚めを待っていた。






ま「そ”ら”る”さ”ん”!!!!!!」





まふはザーっという効果音がつきそうな程泣き始め、泣き崩れた。
抱き締められて、何時もなら汚い!なんて云う処だけど、今日くらい良いかな。なんてまふを受け止めた。






そ「ありがとう。まふ」




朝日が眩しくて、目を細めた俺が笑う。

このありがとうには沢山の意味がある。それは俺が迷惑をかけた証で、この場所に俺が居るという証明だ。






ま「グズッ……おがえりなざい、そらるさん、」


そ「ただいま。まふ」






所々怠い感じがあったが、動けない事はないので、ゆっくりと起き上がってソファーに座る。
その隣にゆっくりとまふが腰掛けた。







ま「皆、心配してたんです。後で、あやま、るんですよ?」


そ「うん、一杯謝る」








俺の肩に頭を預けたまふをゆっくりと撫でた。

すると、数分もしないうちにスースーと寝息が聞こえて、ああ、凄い心配させたんだなって後悔した。

でも、何だか楽しかった。








そ「ねえ、まふ」






そ「俺、皆と過ごすの楽しいよ」







そ「危険な事も一杯あって、苦しいこともあったけど、さ、」






そ「俺、まだ皆とお前とシェアハウスしたいよ」









そ「…あんなに心配させたけど、我が儘かもしれないけど」







そ「って、まふは聞いてないか」








眠るまふの髪が肌に当たってくすぐったくも、愛おしい。

一人で話す変な俺に笑っているのか、






まふの顔は優しい顔をしていた。









Happy end.

エピローグ→←ヨコハマ119



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (68 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
88人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

野良神 - ぞ、ぞらるざあぁぁ!(泣)よがっだようぅ (2018年10月30日 21時) (レス) id: d6c3f54fc0 (このIDを非表示/違反報告)
白狐(プロフ) - ヒロアカの方から来ました!…やばい。かっこいい。泣ける。の3つの感想が頭からぽんぽんでてきます…!番外編とか見てみたいですね…← (2017年12月27日 21時) (レス) id: c80fc03d1f (このIDを非表示/違反報告)
世桜 - みゃのさんさん» コメントありがとうございます!みゃのさんは来年何ですね、これからが勝負ですよ!新しいの出来たら直ぐここに書いて呼びますね!本当にありがとうございました!! (2017年11月8日 12時) (レス) id: b4636c5e1b (このIDを非表示/違反報告)
世桜 - シルバーレインさん» コメントありがとうございます!!無事完結出来て良かったです!入試も頑張ります!!番外編、書くかは未定ですが、書いたときは期待に応えられる様にしたいです。本当にありがとうございました!! (2017年11月8日 12時) (レス) id: b4636c5e1b (このIDを非表示/違反報告)
世桜 - 雲雀さん» コメントありがとうございます!!雲雀さんはこの作品でも沢山コメント下さって、作者の励みになってました!番外編。何時書くのかは未定ですが、御互い体に気を付けて受験頑張りましょう!本当にありがとうございました!! (2017年11月8日 12時) (レス) id: b4636c5e1b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:世桜 | 作成日時:2017年9月13日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。