僕らの曲が異能になりました!?【そらまふ×文豪ストレイドッグス】

ヨコハマ107 ページ27

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何時からだろう。必要なくなったの。






何時からだろう。壊れたの。








人の心は硝子で出来てるって、誰かが云っていた。









様々な色を写す脆い心。









吁、満たしてよ。
乾いて乾いて仕方ないんだ。

手に入れた女も僕以外の名前を呼ぶ。









雪の様に冷たい心は、何時しか僕だけの世界に変わっていった。









『雪国』









僕の中に宿った僕の名前。









僕の世界の名前。









それが溶かされるのをずっと待ってた。








それを、叶えられるのは









きっと目の前の彼だけ。









温かい、僕を理解してくれた人。








でも、彼も他の誰かを考えてる。









駄目だよ、僕だけ考えて。









彼を殺せば見つかるのかな？









心と、それを溶かす何か。









二人で死ねば、あの世でずっと、









一緒に居られる？









彼の想う誰かを忘れてくれる？









僕だけを想ってくれる？









解らない。









吁、解らないよ……









教えてよ、









自分すら見失う情けない僕に。









刻み混んでよ。









本当の僕を。









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