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第11話 ページ14

あまりにも急な出来事で、頭の処理が追い付かない。分からない事が多すぎる。




「大丈夫か?」


『あ、はい
ありがとうございました』




やっと解放されたと、安堵しながら私がそういうと、銀さんは私の目の下あたりを触った

自分でも気づかないうちに泣いてしまっていたらしい

そう自覚すると、今になって先程まで自覚していなかった恐怖が私を襲った




銀さんが来なかったら私、どうなっていた?




それは非情にも、易々と想像出来てしまった。
私はたまらなくなって、目の前にいた銀さんの胸に飛び込んだ




「んなっ………」


『こ、怖かった……

助けてくれて、ありがとう銀さん』




そこまで言って、ふと我に帰る。

自分の今の状況、自分が今していることを確認すると、顔に熱が集まった。




『すすす、すいませんっ!』



そう言いながらサッと銀さんから離れた

こんなに顔が熱いのだから、多分私の顔は真っ赤だろう

なんで私あんなことしたんだろうか。

そんな事を考えながら、先程の事もあって、銀さんの顔を直視することが出来ず、私はうつむいた。




「いや、大丈夫だ

それよりも…………名前」


『あ……神楽ちゃんから聞きました

すいません、失礼でしたか?』




まるで何事も無かったかのように世間話が始まるが、相変わらず銀さんの顔を見ることは出来なかった。




「いや、別に構わねーよ

……お前の、名前は……?」


『西坂です。西坂A

……あなたの名前も教えて下さい、フルネームで』


「坂田銀時だ」




坂田さんか。

……この場合名前と名字、どっちで呼べば良いんだろう。
やっぱり会ったばかりだから名字かな?




『ありがとうございます。助かりました、坂田さん』


「あ、あぁ

…………お前の事は、なんて呼べば良いんだ?」


『なんでもいいですよ。西坂でもAでも』


「じゃぁ…………………………西坂で」


『はい

あ、お詫びといってはなんですが、何か食べていきますか?おごりますよ
そこにいる2人も一緒に』




そう言いながら後ろに居る2人を指でさす。

ここからだと結構距離があるのであまり顔は見えないが、多分神楽ちゃんと新八君だろう。あと妙ちゃん。

何故か新八君はさっきの猫を抱えている


「…………呼びに行ってくる」




そう言って坂田さんは去って行った

ーーーーーーーーーーーーーー

作者から一言


ヘタレって何だっけ………

第12話 銀時side→←作者から



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にゃご - 春さん» いえいえ、こちらこそありがとうございます!!遅れてしまってすみません…… (2017年3月13日 18時) (レス) id: a66f0ad43b (このIDを非表示/違反報告)
- 遅れました!いやー、使っていただいてありがとうございます!笑銀ちゃんは認めないですねー← (2017年3月13日 17時) (レス) id: a243a73ee4 (このIDを非表示/違反報告)
にゃご - 春さん» いえね、ちょっと軌道修正したくて……ww (2017年2月25日 15時) (レス) id: a66f0ad43b (このIDを非表示/違反報告)
- 作者様登場www (2017年2月25日 12時) (レス) id: a243a73ee4 (このIDを非表示/違反報告)
にゃご - 総悟13さん» ほほほ本当ですか!?まさか沖田13様にお気に入り登録してもらえるとは………光栄です!! (2017年2月20日 17時) (レス) id: a66f0ad43b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:にゃご | 作成日時:2017年1月22日 14時

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