【H×H】美少女はクロロの弟子！

３７ ｸﾛﾛ「……お前………………」「それ以上言わなくていいです似合わないのは知ってます早く帰りたい」ｸﾛﾛ「いや、違うんだ……（可愛すぎるだろ）」 ページ47

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【クロロside】

セレネがゾルディック家に行く、と聞いたとき、了承はしたもののやはり心配だったオレ。

そして今日、その心配はかなり的外れな方向に的中した。

ケータイが震え、取り出してみると《イルミ＝ゾルディック》の文字。

セレネが何かやらかしたか、と思ってすばやくメールを開くと、

−−プレゼント

というたった一言。

添付されたファイルを開くと、そこには、





真っ白なワンピースを着て座るセレネ。





髪は複雑に編み込まれ、綺麗にまとめられている。
ワンピースは腰の辺りでリボンで締めてあるので、その細さが目立つ。

なんだこれは…….いや、今だけ言うが…………可愛い。
元々容姿含め可愛くはあったがこれはやばいな、可愛い。

確かにこれはプレゼントだな、と柄にもなく思い、即座に保存した。

その瞬間、再びケータイが震え出す。

ディスプレイには、《セレネ》の文字。

セレネ『しししし師匠！！イルミのメール見る前に消してください！！目が腐りますから！早くっ！！』

相当焦っているらしい、ものすごい早口だ。

一方オレは上機嫌でのんびりと返す。

「残念だったな、今見たところだ」

セレネ『うわああやばい師匠が死んじゃうぅぅぅ！！』

「煩い。死なないから安心しろ。目も腐ってない」

むしろ眼福−−と言いかけて流石に恥ずかしくなってやめた。

セレネ『消して！！早く！！消して！！恥ずかしい！！』

「お前は女という自覚を持たなすぎだ。そうだ良い機会だ、女子力磨いてこい」

セレネ『女子りょ……っ！私には一番必要ない−−っているみ……！』

イルミ『や、クロロ』

またケータイ奪われたのか。

「イルミか。今だけは感謝を伝えよう」

イルミ『うん、可愛いでしょ？オレの母親の見立てだけど』

「そうか」

イルミ『あ、あとさ、セレネ嫁候補にしたから』

「……はァ？」

自分でも驚くぐらい低い声が出た。オーラがざらりとするのも感じる。

「イルミ……もしセレネに手出したら旅団総出でゾルディック家を潰しに行く」

イルミ『怖い怖い。大丈夫だよ。セレネに惚れてもらうまで手は出さないから』

「……本当だな？」

イルミ『嘘なんかつかないよ。メリットが無いから』

ヒソカじゃあるまいし、とイルミが呑気に呟く。
……信じて良い……か？




*

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