【H×H】美少女はクロロの弟子！

２ 修行と遊び ページ3

*









【セレネside】

「師匠、最近仕事は無いんですか？」

今日も修行を終え、ごはんを食べている。ふと口に出たのはそんな問だった。

クロロ「急にどうした」

「いや、ただ気になっただけ」

師匠がしているのは何の仕事かは知らない。ただ、盗賊やら殺人やら暗殺やら、真っ当な仕事ではない。知ってるのはそのくらい。

私は師匠の事をほぼ知らないのだ。

「というか師匠、仕事だと何も言わずにい急にいなくなるじゃないですか。だから聞いておかなきゃ不安なんです」

クロロ「不安……か」

「にやにやしないでくださいよ気持ち悪い」

クロロ「……」

はっ！？

「ちょっと待ってちょっと待ってでこぴんは勘弁してください！」

近付いてくる師匠から全力でおでこを守る！

「で！仕事は！？」

クロロ「仕事か……」

椅子に座り直した師匠がぶつぶつと何かを呟き出す。いつも考えるときはこうだけど。

クロロ「気になる獲物もあるしな……そろそろ動こうかと思ってる」

「そうですか……」

仕事をするときは長くて1ヶ月くらい帰ってこないから……。この2人暮らしにしても大きな家に1人きりになる。

クロロ「寂しいか」

「む、誰がそんなこと言いました？」

クロロ「顔に出てるぞ、顔に」

「そんなことないですよ！」

師匠はまたにやにや。この人Sっ気あるんだよなー。やなやつ。

クロロ「オレがいない間遠くに出掛けたりでもすればいいだろう」

「えー行くとこないですよ。修行もしなきゃですし、仕事も特に無いし、遊ぶにしても微妙」

クロロ「修行、か」

また師匠ぶつぶつ。今度は何だろ？

クロロ「修行と、遊び。どちらもできる所がある」

「？」

クロロ「ハンター試験」

……わっつ

「死ぬやつじゃないですかぁぁっ！！」

クロロ「煩い」

「煩い、じゃなくて！」

プロハンター試験。世界最難関試験。毎年数十人の死者が出るという−−

そんなのに、この人は行けと言うのか。

「師匠は私を殺す気ですか？」

クロロ「いや、お前なら大丈夫だ。そこらのハンターくらいなら倒せる力があるだろう」

……えっ？

師匠が 私を 褒めた ？？？

「……」カァアア

クロロ「なんて顔してる」

わかります！？師匠が誉めるなんてそんなことほとんど！全く！無いんですよ！？

「い、行けと？」

クロロ「良い機会だろう」

「わ……かりました」

こうして、珍しく誉めてくれた師匠のせいで私はハンター試験を受けることになったのです。




*

３ 「師匠ーー試験会場に着いたんですけど、変なピエロさんがいまーす」ｸﾛﾛ「……知るか。吊るせ」「らじゃー！」→←人物設定！！

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