【H×H】美少女はクロロの弟子！

１ クロロの弟子 ページ1

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とある広い荒野の真ん中。

砂ぼこりが舞う中で、一組の男女が向き合っている。

男「昨日の改善点はわかっているな？」

女に向かって問いかけた男の名前は、クロロ＝ルシルフル。
黒髪をオールバックにして、額に十字架を刻んだ、とある盗賊団の団長。

女「わかってます！ちゃんと直します！」

綺麗に切り揃えた灰色の髪の毛を風に揺らし、女がクロロに答える。
彼女の名前はセレネ。何年か前に、クロロの唯一の弟子となった不思議な女だ。

クロロ「行くぞ」

「はい！」

セレネが返事をしたその瞬間、２人は消え−−激しい戦闘が始まった。









それから１時間程して、勝敗が決した。

セレネ「痛いぃぃ……！師匠離して痛い！」

クロロに腕を極められ、セレネが涙目で地面をばしばし叩く。
クロロは軽く息をつくと、セレネの腕を解放する。

クロロ「まだまだだな」

セレネ「ふはぁっ！」

腕を解かれたセレネは、はー、はーと息切れを起こすが、クロロは軽く汗をぬぐう程度で余裕綽々だった。

クロロ「まだ死角からの攻撃に弱い。油断すれば殺られるぞ」

「はい……」

攻撃を受けた身体の痛みに顔をしかめつつ、クロロの後について家に帰る。

家に着けば風呂に入って、

セレネ「痛い痛い痛い！師匠痛い！」

クロロ「我慢しろ」

身体のメンテナンスをするのが日課だ。クロロは手際良くセレネのストレッチをさせる。

セレネ「う〜〜……！」

クロロ「終わり」

セレネ「うぅぅ……ありがとうございましたぁ……」

それからセレネが夕食を作り、２人で食べ、床に着く。それが２人の日常だ。




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