[まふまふ]拾った猫と私の秘密。[そらる]

私の秘密２７ ページ28

A視点



『お疲れ様でした!!』



あのあと、棗の仕事を少し手伝いながら、なんとなく考えた。
そのため、帰るのがいつも通りの時間になってしまった。本当は少し早めに帰る予定だったけど。


棗と途中まで話しながら帰り、家に着く。


ｶﾞﾁｬ



『ただいま。』

そ「おかえり。」




*






『まふ...未だ起きてないんだね...。』



ｺｸﾘと頷くそらる。
今日の9時に私はあの公園に行く。
何を言われるのかはわからない。


...怖い。


そ「A。怖い？」


『...正直怖い。きっと罵詈雑言を吐かれるんだろうなぁって
でも、まふたちはもっと怖がってるし、私が頑張らないと!!』



そういって笑うと、そらるは私をギュッと抱き締めた。


そ「ごめん。」



私は、何も言わず、抱き締め返した。






静かな空間と、温かな体温が私を包んだ。






*






そ「...いってらっしゃい。」

『いってきます。』

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