忘れられる奇病 ページ15
No Side
ｶﾞﾗﾗ
朝、とある一室に入った男、佐藤 勇。
その男の目に留まったものは、花と硝子だった。
日の光を浴び、どちらもキラキラと光っていた。
そして、こう呟いた。
佐「やっと死んだか…」
ﾊｧ…と溜め息をついた彼は、病室の扉を閉め、自身の部屋へと移動する。
そして、ある人物に電話をかけた。
ﾌﾟﾙﾙﾙ ｶﾞﾁｬ
？『もしもし!!』
佐「終わったよ。彼女で最後だ。」
？『うん、お疲れ様。そらるさん、適任だったでしょ？』
佐「うん、本好きで、共通点が見つかってよく話していたよ。ありがとう
、
、
、
まふ君。」
ま『ううん、大丈夫だよ。このくらい。ワクチンを加えるのには難儀したけどね♪』
佐「あはは!相変わらず容赦ないな。」
ま『もう、笑わないでよ!僕だって、相方にこんなことするの気が引けたんだから!!』
佐「ああ、はいはい。彼女たちでこの病棟は閉鎖だし、直ぐにそっち戻るよ。真冬。」
ま『うん!待ってるね、お兄ちゃん。』
ﾋﾟｯ ﾂｰﾂｰﾂｰ
この、病棟の責任者の一人である、佐藤勇は
奇病者達に、恋を抱かせ、殺してきた。
弟である、佐藤 真冬は、奇病者の相手に適任な者を探し、とあるワクチンを加えこの病棟に送り出していた。
また、それでも恋を抱かなかった者は、射殺していた。
彼は政府の者だった。
彼を含む政府の者は奇病の感染を防ぐ為にあの隔離病棟を作った。
最後の奇病者であった、白鷺Aが亡くなった事は世間には公開されない。
彼女の身内たちは皆、今も彼女が隔離病棟で生きていると思い込んでいる。
それから数年。
世間の記憶から、"奇病"という摩訶不思議な病気は忘れ去られた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 123人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
世桜 - いちごすふれ。さん» ありがとう御座います!!無事貼ることが出来ました!! (2017年1月25日 18時) (
レス) id: f27162b486 (このIDを非表示/違反報告)
世桜 - 赤点君さん» ありがとうございます!!授業暇過ぎて考えた作品なので、上手く書けるか不安ですが頑張ります!! (2017年1月24日 21時) (レス) id: f27162b486 (このIDを非表示/違反報告)
いちごすふれ。(プロフ) - http://img.u.nosv.org/uploader/files/9/8/3/9839a92d7dfa381ae4607f2d0b5cce92.jpg これを貼ればOKなはずですが…それでも行けなかったら、また言って下さい！ (2017年1月24日 19時) (レス) id: d37627981d (このIDを非表示/違反報告)
いちごすふれ。(プロフ) - トプ画を貼りたい場合は、『トップに表示する画像』のとこに私の言ったURLを貼ってください。 (2017年1月24日 16時) (レス) id: d37627981d (このIDを非表示/違反報告)
赤点君(プロフ) - 奇病もの、色々歪んでたりする恋愛が大好きでして世桜さんの作品ずっと見させて貰っています！猫さんのお話も佳境に入っていてドキドキさせられます！これからも頑張ってください！！応援しています！！ (2017年1月23日 19時) (レス) id: 2bd9f77e50 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：世桜 | 作成日時：2017年1月23日 0時
