136 ぱく？記憶 ページ18
*
【リヒトside】
「で、パクノダな」
「ええ」
大人姿になったら、驚いた後にだいぶクールになったパクノダ。ここにいる人間はやたらとキャラが濃い。
「お。着せ替え遊びは終わりか、マチ。ったく、何年たっても少女趣味だよ、なっ！！？」
鳩尾にマチの拳一発。
「うっさい」
あ、ノブナガが吐いた。側にいたクロロは避けた。避けた後に背中さすってあげているのは、まぁ、うん、優しいと思う。俺もさすってあげよう。
「よーしよしよしよしよし」
「おい、オレは犬か！！」
「よしよしよし」
「クロロ！！？」
意外と髪はさらさらだった、まる
「ところで、リヒト君はどこから来たの？」
「この前まではくじら島にいた。その前は暗黒大陸だ」
「暗黒大陸？」
「知らないか？外側の世界だ」
「その世界に興味がある」
よしよししていたノブナガを離して、クロロがこちらに顔を向けた。
「パクノダ、頼む」
「……いいですけど……読める自信はあまり」
「読む？」
俺は本か何かだと思われているのだろうか。
「手、出してくれる？」
「ねぇ、本当にやるの団長。やめた方が」
「大丈夫だ。リヒト、お前は人を殺さないんだろう？それならいい」
「？？？」
俺の手を握るパクノダ。ふと思ったが、手が今まで見た人間の中で一番綺麗。
「貴方のことを教えてくれる？」
と、言われて。
「俺は……ーー？」
「……？」
何か映像が目の前に、というか脳内(俺に脳があるかはよくわからないが)に、何か映像が流れてくる。
ーー
クモ？
待て、なんか、色々混ざって、……あ、
「パクノダだ」
「え？」
「もしかして、記憶を読もうとしていたのか？何故か反射してる、俺」
「反射って、リヒト君が私の記憶を読んでいる……ということ？」
「ああ。……ゴミがたくさんあるところに、マチと、ノブナガと、フィンと、クロロと……いる。旅団？クモ？……よくわからないが」
旅団とか、クモとか、なんだか聞いたことがあるような気がする。何だったか……確か、惑わす、幻覚、影……
「あぁあ！！！？」
「うお、何叫んでんだお前」
「フィン！！違う！！クロロ！！」
「何だ」
「お前、いや、お前ら……」
そうだ、あれだ。
「幻影旅団か！！？」
*
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藤原 黎明 - 藍季さん» 藍季さん、優しい言葉をありがとうございます…！はい、無理せず色々のんびりやっていこうと思います！続編も出せましたので、是非に！楽しんでいただけたら嬉しいです(o^^o) (2020年3月2日 12時) (
レス) id: ed76ed8c0c (このIDを非表示/違反報告)
藍季(プロフ) - お身体はもう大丈夫ですか…？無理をせず、健康第一で更新頑張ってくださいね。ずっと応援しています！ (2020年3月2日 12時) (レス) id: 183bdc47fe (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - 神織さん» 神織さん、コメントありがとうございます！お褒め頂いて嬉しくも、更新ナメクジで申し訳ないです(泣) たまに思い出したときにでも覗いて楽しんでくれたら幸いです！ (2020年3月1日 23時) (レス) id: ed76ed8c0c (このIDを非表示/違反報告)
神織 - めっちゃ面白いです！ 何で名作って更新停止されてるの多いんだろ(ﾎﾞｿｯ (2020年2月9日 10時) (レス) id: a6841af2ef (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - 樹-KI-さん» ありがとうございます！すみません、最近誤字りまくってます汗 これからも頑張ります〜！ (2020年1月7日 13時) (レス) id: 2fc4486bb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2019年6月7日 23時
