107 ヒソカ戦？さっそく ページ32
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試合が開始した瞬間、リヒトはすぐに練でオーラを増幅させた。抑えてはいても、床の石板がピシッと音を立てて割れる。
左足に力を込め、拳をヒソカの顔面に叩き込む。しかしそれは避けられ腕を掴まれるが、リヒトはその力を利用してカウンターを仕掛ける。が、それも避けられ。
高速で行われる一連の流れの繰り返しに、会場が沸く。何より、今までまともに戦っていなかったリヒトの動きには全員が目を見張る。
『……ッ、ッ……なんとォ！！リヒトが自分から攻撃を仕掛けているぞ！！今回は本気ということかーー！？』
空気を切る音と共に、一度2人が間合いを取る。
「……本気か」
ふっとリヒトが息を漏らす。
「前より、やる気になってくれてるみたいじゃないか♥」
「精一杯楽しもうと思ってる」
「……やっぱり殺しは無し、かい？」
ヒソカがリヒトを見つめる。
「ああ。それが俺の誓いだからな」
誓い、と言われてヒソカが口角を上げる。『誓い』がどういう意味か、察したのだ。
「だからーー」
ここまでの戦闘時間は僅か5分。しかしリヒトは、もう能力を発動する気でいた。
「俺が楽しむ前に、死んでくれるなよ？」
ズズ、とオーラが渦を巻く。
「……勿論♥」
リヒトは嬉しそうに笑った。
その瞳の黒色が、とろりと眼球の中でとろけた。
「『神異/パレイドリア』」
とろけた黒色が、渦を巻いて金色に変わる。
「……ぐッ」
ビキビキと音が鳴り、リヒトが苦痛に金色の瞳を歪める。
その間にも、リヒトの身体の変貌は続く。
ツメが伸び、牙が生えーー目付きは鋭く、まるで狼のような。
「ん！」
最後に耳と尻尾が飛び出し、顔つきも変わったリヒトは鋭い瞳でヒソカを見た。
ヒソカは面白そうにリヒトを見つめ、その姿にふふっと笑みをこぼす。
『な、なんとーーーォ！リヒトの姿が獣人のようになったーー！！まさか本物の獣人だったのかー！？』
「違う」
『違ったようです！』
即刻ツッコミを入れる。人間でないと言われるのは気に入らない。
「……『神異/パレイドリア』は人間以外の生物の特徴・容姿を俺に投影する。その力を制御し、使いこなす」
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勿忘草 - 実況さんに返事をする夢主さんが面白いwww (2020年6月14日 18時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - マーシャさん» ふふふ（≧∇≦） 続編をお楽しみに！応援ありがとうございます！ (2019年6月2日 6時) (レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ - 黒髪の青年はクロロですねわかります！ 続編頑張ってください！ (2019年6月1日 17時) (レス) id: 9f5cd220aa (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - キラさん» キラさんありがとうございます！！こっからも頑張りまーす！！ (2019年5月19日 1時) (レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - やっぱりいつ読んでも面白いですー！！これからも楽しみにしてます！！ (2019年5月17日 22時) (レス) id: b207c7ff5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2018年12月29日 23時
