９８ ざわつき？……敵？ ページ22
*
ゴン「いつのまにか随分差を付けられちゃったね」
「ズシも」
ズシ「いやいや、自分なんかまだまだっす！」
ズシも俺の後に凝に挑戦。難しいようだったが、ちゃんと成功した。
ゴン「さっきの修行、復習しようよ」
キルア「じゃあオレの部屋に行こうぜ」
と、ズシも伴って200階に来ると。
「……む」
ゴン「キルア、リヒト、ズシ」
ズシ「押忍！」
キルア「お客さんだな……」
明らかな敵意が俺たちに向けられている。エレベーターから降りると、3人の人間がこちらを見ていた。
「……はじめまして？」
キルア「あんたらもしつこいなー。嫌われるよ、そんなんだと」
はじめましてじゃないのか。……そういえば、足が一本の奴は、ゴンと戦ったギドか。
目が細い奴が口を開く。確か、サダソという名だったか。
？「まぁそう邪険にせず。いつ戦うのか教えなよ。君らとぜひ戦いたいからね」
先程俺は、『敵意』と言ったが……これは、何だか違う気がする。揶揄？挑発？……しっくり来ない。
キルア「新入り狙いの連中らしくてよ。オレらと戦って、勝ち星稼ぐつもりらしいぜ」
「へえ、面白いことを言う奴らだな」
どうせ無理だろうというに。……それすらわからないのがこいつらの力量というわけか。
サダソ「オレら結構焦ってんだよ。そろそろ〆切でね。……ねぇ戦おうよ。そこのリヒト君も、まだ戦ってないんだろ？」
……それにしても、気持ち悪い。何だこれは。愚弄？侮蔑……違うな。
「なぁ、先に教えてくれ。『それ』は何だ？」
肌がざわざわして気持ちが悪い。こいつらから発せられるオーラ。決して強者というわけじゃない。ただ、気持ち悪い。
「俺にとって本能的な嫌悪の対象である……感情。そう、人間に特有の……」
サダソ「……？」
ギド「何だ？」
ゴン「……リヒト！」
ゴンが俺の服の袖を揺すった。びっくりしてゴンを見るが、ゴンは俺を後ろに庇うようにして前に出た。
ゴン「オレは、6月10日に戦闘日を指定する」
キルア「おい、ゴン」
サダソ「それじゃダメだよ。オレの〆切が5月29日なんだ。その日にしなよ」
キルア「てめーらの都合なんか知るか、バーカ！おい、行こうぜ」
聞きたいことがあるのにな。ゴンが俺の背中を押すので、後ろ髪を引かれる思いで歩き出す。
サダソ「ゴンちゃーん、リヒトちゃーん、絶対君たちと戦うからねー……絶対ね」
感情が、何故か逆立つ。
(……リヒトに、あいつらを近付けちゃダメだ)
(悪意と、欲望……)
(大丈夫。リヒトは、オレが守る)
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勿忘草 - 実況さんに返事をする夢主さんが面白いwww (2020年6月14日 18時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - マーシャさん» ふふふ（≧∇≦） 続編をお楽しみに！応援ありがとうございます！ (2019年6月2日 6時) (レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ - 黒髪の青年はクロロですねわかります！ 続編頑張ってください！ (2019年6月1日 17時) (レス) id: 9f5cd220aa (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - キラさん» キラさんありがとうございます！！こっからも頑張りまーす！！ (2019年5月19日 1時) (レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - やっぱりいつ読んでも面白いですー！！これからも楽しみにしてます！！ (2019年5月17日 22時) (レス) id: b207c7ff5b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2018年12月29日 23時
