８９ ヒソカ？戦うって ページ8
*
ゴン「リヒト、おはよ……どうしたの？」
「疲れた」
翌日。ゴンの部屋に入って、ベッドに顔を突っ込む。うん、疲れた。
キルア「お前、昨日帰ってきてねーだろ。どこ行ってたんだよ」
「飲み」
ゴン「え！？未成年でしょ！？」
キルア「いや、こいつに未成年もくそもねーから」
キルア、当たり。と言いたいが、先に言いたいことがある。
「イルミと飲みに行くのは危険」
キルア「は？……イルミ？」
「うん……驚いたよ、キルアについて淡々と語られ続けた」
ーーんでじいちゃんもキルに甘いし、オレが立派な暗殺者に育てるって言って、それなら手は出さないって言ってたのに親父は勝手に逃がすし、ていうか昔はオレに抱きついておやすみのちゅーとかしてたくらいなのに何でオレから離れるんだろう、ああそうだそれからーー
「ーーという感じに」
今思えば、始めから一気に飲んでいたからな。人間ってあんな風に酔うのか。
ゴン「怖いね……」
キルア「……おいリヒト」
「ん？」
キルア「まさか、小さい頃の話とか聞かされたのか？」
「まぁ、かなり……。おねしょ？して泣いたとか」
ガツンッ！！
「いった！？」
何で殴るんだ！？
キルア「今すぐ忘れろ！！昨日の夜の記憶全部！！つーか何で止めなかったんだよ！！」
「ヒソカが『こうなったら寝落ちするまで聞くしかないよ♥』って」
ゴン「ヒソカも一緒だったの！？」
キルア「〜〜〜ッ！！お前とヒソカの記憶消せ！！早く！！」
「うん、でも待ってくれ。ゴンにも話したい」
ゴン「！聞かせて！」
キルア「アホか！！」
2人同時に殴られた。……何故そんなに顔が真っ赤なんだ？
「……ところで、ゴン。怪我は？」
ゴン「あ、うん。もう治ったみたい！」
そうか、それは良かった。もう少しかかると思っていたが、流石ゴンだな。
そうだ、大事なことを忘れていた。
「ヒソカが今日試合だと言っていたが」
キルア「……ああ、もうチケットも買ってあるよ」
むすっとした顔でキルアがチケットを3枚示す。
キルア「でも、ウイングがゴンはダメだってよ。だからとりあえず2人で行こうぜ」
「そうか。じゃあ、行ってくるぞ」
ゴン「うん」
ヒソカは現在、7勝2敗だったか。今回の相手はカストロという男らしい。
ーーそういえば
闘技場に戻るときに、ヒソカが話しかけてきた。
ヒソカ「君も念を使えるようになったんだろ？」
それなら、
ヒソカ「君ともう一度、手合わせしたいな♥」
と。
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 372人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「HUNTER×HUNTER」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
勿忘草 - 実況さんに返事をする夢主さんが面白いwww (2020年6月14日 18時) (
レス) id: a69079c5f6 (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - マーシャさん» ふふふ（≧∇≦） 続編をお楽しみに！応援ありがとうございます！ (2019年6月2日 6時) (レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
マーシャ - 黒髪の青年はクロロですねわかります！ 続編頑張ってください！ (2019年6月1日 17時) (レス) id: 9f5cd220aa (このIDを非表示/違反報告)
藤原 黎明 - キラさん» キラさんありがとうございます！！こっからも頑張りまーす！！ (2019年5月19日 1時) (レス) id: 862efe2a89 (このIDを非表示/違反報告)
キラ(プロフ) - やっぱりいつ読んでも面白いですー！！これからも楽しみにしてます！！ (2019年5月17日 22時) (レス) id: b207c7ff5b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：藤原 黎明 | 作成日時：2018年12月29日 23時
