伍振目 ページ7
一期side
抱きついてしまった……
貴方「少々驚いたな。はっはっは……遅くなってごめんな」
そう言って頭を撫でてくれる兄上の掌はとても温かった。
一期「ずっと…お待ちしておりました…!」
貴方「俺が来たからには、もうあいつに好き勝手させないからな!よし、手当てするから横になれ」
私が布団に横になると、兄上と三日月殿がせっせと手当てを始めて下さった。
普段こんなことはしないだろうに…
貴方「この本丸には随分とたくさんの刀が揃っているようだな。誰から治療すれば良いのやら…」
三日月「自分で言うのも何だが、あの人の“お気に入り”はまだ傷が浅い筈だ」
貴方「そうなのか?」
三日月「ああ。あの人は短刀や打刀を特に酷使していた。太刀や薙刀、それから…時間はかかるが大太刀は中傷の者も多いぞ」
一期「私も他に比べれば傷は浅いんです」
貴方「じゃあ、短刀や打刀は重傷ってことか?」
一期「良くて重傷。悪くて……破壊されました」
三日月「しかし、もう一度鍛刀する資源もない…その上、遠征や出陣できる者もいない…」
貴方「そうか……ありがとう。口に出したくもなかっただろう?破壊なんて…」
ああ、やはり。
やはり…優しい人ですな。
私は安心して、そっと目を閉じた。
700人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「刀剣乱舞」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
サミ(プロフ) - 新しいさにわ、いい人なんですけど…十六夜くんと刀剣達の絡みが読みたくてきてるので、もうすこし影薄くしてほしいです。 (2016年8月20日 1時) (レス) id: 6fe0904d32 (このIDを非表示/違反報告)
つるもちぃ(・ω・)ノうさ(プロフ) - 是非、十六夜 君を描かせてください!((もう書いてしまった(( (2016年3月20日 20時) (レス) id: 8ec2ed0298 (このIDを非表示/違反報告)
熊葛(プロフ) - コメントありがとうございます!コメ返は続編でさせていただきますね(^-^) (2016年3月19日 20時) (レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
未来華月(プロフ) - 一兄に、「頑張って守って!私の周りにも、私の保護対象下(←)にいる人が2,3人います。お互いに頑張りましょう!」というエールを送ります! (2016年1月17日 15時) (レス) id: bdb1f6db73 (このIDを非表示/違反報告)
熊葛(プロフ) - 檗(ばく)さん» 本当ですか!そう言って頂けると私も嬉しいです^ ^更新頑張りますね! (2016年1月17日 7時) (レス) id: 536b70f51e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ